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【第1,190号】 傾聴:心の扉を開く鍵~ロジャースの3原則で、真の理解と信頼関係を築く~

【第1,190号】 傾聴:心の扉を開く鍵~ロジャースの3原則で、真の理解と信頼関係を築く~

 

私の若い頃は「傾聴」という言葉はあまり耳にしませんでしたが、

最近はよく耳にします。

どうして若い頃は聞かなかったのか、気になって調べてみました。

傾聴はアメリカの臨床心理学者 カール・ロジャースの研究による

カウンセリング手法で、1960年頃から日本語に翻訳され始めたようです。

おそらくですが、その当時はまだ専門分野での手法で一般的ではなく、

割と最近、心の病が問題になって以降に一般的になったのかな?と思います。

違っていたらごめんなさい。

その傾聴ですが、「相手の言うことに耳を傾ける」という大きな捉え方だけでなく

ロジャースの唱える3原則をしっかりと掴んでおきたいですね。

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1. 共感的理解

相手の言葉だけでなく、表情や声のトーン、仕草などから、真意を読み解き、

共感しながら理解しようと努めます。

2. 無条件の肯定的関心

相手の価値観や考え方に賛同できなくても、批判や否定せず、ありのままを受け入れます。

3. 自己一致

自身の価値観や考え方をオープンにし、相手との対話に真摯に向き合います。

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傾聴を行うには、共感と理解という2つの壁があります。

第一に「異なる価値観」です。

相手の意見と自身の考えが異なる場合、共感し、それを理解することが難しくなります。

そのため、ついつい自分の考えを押し付けそうになります。

更に「なんでわからへんのやろ」と傾聴とは逆の状態になることもあります。

重要なのは相手の考えとその背景を知ろうとすることなのに・・・。

特に背景を知らずに理解はできないでしょう。

次に「想像による誤解」です。

理解しようと焦るあまり、相手の言葉を「自分なりに」に解釈し、

ズレが生じることがあります。

重要なのは自分がどう考えるかではなく、相手の考えを理解することですから、

この部分は十分に注意したいと思います。

これらに注意しながら、傾聴を行うと「相手をより理解でき、それが信頼関係」に繋がります。

職場や家庭に関係なく以下のような状態を作れると思います。

・心理的な安全性を提供し、相手が安心して本音を語れる環境を作れるでしょう

・相手が抱えている問題解決や意思決定を支援できることで、相手の主体性を促すでしょう

・人間関係を良好にし、特に互いを尊重し合う環境を作れるはずです

このように、ロジャースの3原則を学ぶと一つ気が付いたことがあります。

それは

傾聴は自分がもっている価値観、先入観などを変えるために行う

ということです。

 

 

 

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