【第1,263号】 心に欲がない時は、人間豊かに生きられる~上杉謙信~
本日は、久し振りに童門冬二氏の「戦国名将一日一言」からの引用です。
今回ご紹介する武将の言葉は「上杉謙信」です。
私はライバルの武田信玄の方が好きですが、
上杉謙信も「人の生き方」について、素晴らしい思想を持つ武将です。
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心に欲がない時は、人間豊かに生きられる
上杉謙信は、毘沙門を尊敬し、同時にいろいろな本を読んでいたから、
《人の道》 に厳しかった。
謙信がもっとも重んじたのは義理である。しかしこの義理も、
「心に欲があり、驕り、邪(よこしま)な心、むさぼる心、諂(へつら)う心、
怒り、曇った心、卑怯な心、卑しい心、不幸な心、不忠の心、
傲慢などの気持ちがあった時は、決して発揮できない。
義理を立てるためには、
まず自分の心からこういう諸々の嫌な心を去らせることが肝要だ」
と言っていた。
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私が謙信のこの言葉が好きな理由は
「不義理な目にあうのは、先に自分が不義理なことをしているからだ」
と戒めに繋がるからです。
自分がした不義理の数ほど、不義理を受ける
このように考えると人からの不義理に腹が立ちません(=たまに立ちます)。
謙信と言えば「毘」の旗印が有名です。
謙信は何故、毘沙門を尊敬したのでしょうか?
「越後国主として何をなすべきなのか?」
と考えた際に、
「度重なる戦乱を収め、仏の教えが妨げられぬ世を導くためには、
われが守護神である毘沙門天の化身になる」
という考えに至り、
自らの手を汚してでも邪(よこしま)な者を討ち、
世に安寧(あんねい)をもたらすという決意をしました。
そのため、謙信の旗印は「毘」の文字をあしらい、
謙信の部下にも自分を「毘沙門天」であると信じさせています。
相当の覚悟を持ってのことだと思います。
また、謙信の義理堅さは、信玄に塩を送ったことからも有名ですが、
これは単純に「困ったものを助ける」ための行為と捉えるよりも、
「世に安寧をもたらす」ために武田と戦っているのですから、
武田の領民に塩を送ることで、領民の安寧の一助とした、
と捉えるべきと思います。
ひとかどの戦国武将になるためには、力強くぶれない「心根」が
極めて重要と謙信から感じます。
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