【第1,333号】 早期離職・離婚の共通項~持続可能な関係性の重要性~
厚生労働省(2023年10月時点)の発表によると、
新規大卒者の就職後3年以内の離職率は32.3%です。
「え~っ、そうなの~」
「知っているよ~」
と様々だと思いますが、実は約20年以上30%前後の離職率は変わっていません。
「最近の若者は・・・」
ではなかったということです。
では離婚率はどうなのでしょう?
3年以内は18.7%です。
2年以内は12.2%です。
2年以内が多いということですね。
1~2年で離婚することを「スピード離婚」と言いますが、
アメリカのエモリー大学に調査によると
スピード離婚をするカップルは「スピード婚」が多く、
交際3年以上のカップルより離婚率が39%も高い結果となりました。
2~3年以内の離職、離婚、スピード婚による離婚から、
同じ様な背景が見て取れます。
好き嫌いという感情的なこと、
合う合わないという相性、
これらを重視した選択によって残念な結果となったのです。
ご存知の方も多いと思いますが、
「星の王子さま」で有名なサン=テグジュペリが次のような言葉を遺しています。
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愛はお互いに見つめ合うことではなくて、
共に同じ方向を見つめることである
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「この人だと思った」
「この会社が良さそうと思った」
このような「雰囲気」も大事ですが、
同じ方向を「長く」見詰めることができるか?
これがもっとも大事です。
離職率も離婚率も以前から数字が変わらないのは、
雰囲気で決める人が一定数以上いたからでしょう。
人はパートナーを選ぶ際、相性や好き嫌いで選びがちです。
しかし、それが長く続かないことが多いのは、上記が理由だからです。
重要なのは
「同じ方向性を維持ができる相手(会社)なのか?」
です。
仕事を始めて、結婚して2~3年目になってようやく、
これを感じる故に離職や離婚となります。
好き嫌いや良さそうという感情よりも、
「目指す方向が同じ」
「価値観(=企業倫理、人としての倫理)が同じ」
「物事を見る、感じる点が同じ」
このような視点が重要です。
私は面接の早い段階では
「履歴書、適性検査結果、採用試験結果を見ない」
ことを勧めます。
一度、これらに目を通すとバイアスがかかり
上記の3つの視点で人を見ることができないからです。
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