【第1,336号】 伸び悩む社員と成長し続ける社員の決定的な違い
サラリーマン時代からたくさんの人を見てきましたが、
逆境に強い人もいれば、弱い人もいました。
弱い人は残念ながら、成長の歩みが遅いように思います。
何年経っても入社同時と変わらない・・・
というのは言い過ぎかも知れませんが、印象としてはそのように感じます。
この違いは何なのでしょうか?
学生の頃からの習慣のように思います。
小学生であっても自分の思うようにならない、様々な壁にぶち当たります。
その壁に出会った時に自力で乗り越えた人は、
乗り越えた経験値(=ゲームの経験値と同じですね)を得ますから、
次にそのようなことがあっても、底力も加わるうえ、
成功体験から何とかしようとジタバタするでしょう。
このジタバタ経験が、困難なことも諦めなければ何とかなるという
成長因子を習得します。
逆に壁に出会った時にそれを避けて迂回した人、
もしくは親兄弟や先生などに引っ張り上げられて乗り越えた人は
自力での成功体験にできなかったので、
成長因子を持たないまま大人になったはずです。
それが、社会に出て、同じ様な困難に出会っても
成長できる人と成長できない人に分かれ、
成長できない人は納得がいかない上、
それをもたらした社会、会社、上司へも良い感情を持てません。
このような人は成長できないことを他責にすることも多く、
おそらく、どこへ行っても成長できないのでは?と心配です。
さらに成長しないので、任されることもなく、仕事も面白くないと思います。
結果、月曜日の朝に会社に行くのが嫌になり、
公私の区別を重視するようになると思います。
「アドラー1日1言」には次のような記述があります。
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強い苦しみを伴う緊張感があると、人間に備わる調整能力が働きます。
抑圧された状況を元気の出る状況だと感じるようになるのです。
窮地に立たされたときこそ前向きになれるのは、このためです。
苦境に陥って自分の力が脅かされているという印象を得たときや、
自分自身の弱さを克服しようとするときに強く生じ、
緊張感が大きければ大きいほど、
「自分でなんとか切り抜ける」モードに突入するのです。
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「ピンチはチャンス!」
という言葉がありますが、
個人的には「ピンチはピンチであり、チャンスとは全く思えない」ですが、
それを乗り越えたときには成長の機会になったと感じることがあります。
会社において、代表取締役と他の取締役は人間の器の違いを感じることがあります。
その違いは、苦境や窮地の内容は同じであっても、
それを何とかするという気概の大きさが違うために、
結果的に器の大きさになるのだと思います。
幼い頃に苦境から逃げたり、避けていた人も
積極的に苦境と向き合い、自分でなんとか切り抜ける経験をすれば
成長因子が活発に動き出します。
2025年は是非、どんどん挑戦する年としていただければと思います。
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