【第1,340号】 「働く理由」の多様性~夢や志と私利私欲のバランスを考える~
採用面接時に「何のために働くのですか?」と質問をすると、
以下のような返答をよく耳にします。
・「お金のために働く」
・「欲しいものがあるので…」
・「家族と一緒に旅行をしたくて…」
・「将来に備えて…」
これに対して、
「仕事や人生において夢や志がないのですか?」
と尋ねる人もいらっしゃいます。
このような場合、
「お金のため、生活のため」よりも「夢や志」が優れている、
という価値観が前提とされているようです。
では、この価値観は本当に正しいのでしょうか?
この疑問を抱いている方も少なくないと思います。
『致知』」2022年7月号に「徳のある子どもをいかに育てるか」というテーマで
元高校教師 中村正和さんと瀬戸塾塾長 瀬戸謙介さんの対談が掲載されていました。
その中で、私に深く響いた一文がありましたので紹介します。
*********************************************************************
夢や志は良いことだが欲望はだめ、という一般的に思われがち。
欲望がなければ人間、行動力が湧かない。
*********************************************************************
いかがでしょうか?
私は読んだ途端「やっぱりそうだ!」と思いました。
そして同時に
「夢や志は立派だけど行動しない人」と「欲望を満たすために行動する人」の
どちらが良いのだろう?と考えさせられました。
もちろん、欲望が「他人を傷つける」「社会規範に反する」ことであれば、
それは否定されるべきです。
しかし、「私利私欲を満たす」ための行動であっても、
それ自体は必ずしも悪いことではないと思います。
ただし、ここで重要なのは次の点です。
「欲望を満たすプロセスにおいて、世や人のためになることを少し加える」
こうすることで、私利私欲も結果的に公的な価値に繋がるのです。
夢や志が私利私欲よりも優れていると決めつけるのではなく、
もっと柔軟に考えれば、少し生きやすくなると思います。
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
本ブログはメルマガで配信されます。
ご希望の方は下記の登録フォームをご利用下さいませ。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
☆★☆★☆★「オールインワン」コンサルティングのご案内☆★☆★☆★
●「経営者のメンター」
●「経営戦略の立案とその実行サポート」
●「成果に直結する管理職のマネジメント及びチームビルディング能力向上サポート」
●「働きがい、やり甲斐に繋がる組織・風土及び社員の人格作りのサポート」
●「営業やマーケティングの成果倍増アドバイザー」
これらが一つになったコンサルティングメニューがスタートしました。
これによって、御社の現場力を倍増させ、人財育成と業務成果を高めます。
また、上記から、重要度の高いものを選択して、経営改善するコースもあります。
詳しい内容は下記をご覧下さい。