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【第1,343号】 業績アップの鍵は従業員の心にある~叱咤よりも激励~

【第1,343号】 業績アップの鍵は従業員の心にある~叱咤よりも激励~

 

【第1,317号「従業員満足「顧客満足「業績向上」~優先順位の矛楯~】

【第1,317号】 「従業員満足「顧客満足「業績向上」~優先順位の矛楯~

この号で、

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「業績向上」させたくない経営者も従業員もいないと思います。

そして同時に「顧客満足」と「従業員満足」も手にしたい筈です。

しかしながら、この3項目の優先順位はそれぞれの立場で違うかも知れません。

経営者は「業績向上」>「顧客満足」>「従業員満足」が多い様に感じます。

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このようにお伝えしました。

経営者は経営を安定させるために、業績向上を求めるのは当然のことです。

しかしながら、業績向上は従業員の貢献によって成し遂げられることを

とかく忘れがちで、目標未達時に感情的になり、

「叱咤激励」の「叱咤」が多くなる姿をよく見かけます。

「叱咤」が「やりがい・モチベーション・激励」になるのでしょうか?

私の経験上、恨みに思い、やり甲斐を失うことはありましたが、

「その通り、未達の私が悪い。もっと頑張ろう!」

と思ったことはありません。

叱咤されるたびに、やり甲斐が削がれる感じです。

そこでAIに

「従業員が働きがいがあると感じる会社と株価は連動していますか?」

と質問をしてみました。

ChatGPTもGeminiも同じような長文の返答が返ってきました。

要約させるとGeminiの方がポイントを押さえているようなので引用します。

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従業員が働きがいを感じると、会社は良い方向に進む可能性が高くなります。

なぜなら、

・従業員は仕事に積極的に取り組むようになり、生産性があがる

・良い人材が会社に長く残り、会社全体の力が強くなる

・会社の評判がよくなり、顧客や投資家からの信頼も得やすくなる

結果として、会社の業績が向上し、株価も上昇する可能性が高まります。

まとめると、 従業員の働きがいは、

会社の長期的な成長に貢献する重要な要素であり、

間接的に株価にも影響を与える可能性があるということです。

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ChatGPTでは具体的な企業名が挙げられていましたので、紹介します。

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GallupやGreat Place to Workなどの調査によると、

従業員のエンゲージメント(働きがい、満足度)は、

企業の業績向上に寄与する可能性が高いとされています。

「働きがいのある企業ランキング」で上位に入る企業(例えばGoogleやSalesforce)は、

長期的に見て株価パフォーマンスが良い傾向があります。

例えば、Great Place to Workが選ぶ「ベスト企業」にランクインする企業は、

市場平均よりも高いリターン(年間株価リターンが2~3%高い)を

生む傾向があると報告されています。

またFortuneが発表する「働きがいのある会社」リストの上位企業は、

S&P 500(アメリカの代表的な株価指数)指数と比較して

高い株価リターンを示していることが過去のデータから確認されています。

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経営者もハッピー、顧客もハッピー、従業員もハッピーという

「三方よし」を支えているのは、経営者ではなく

従業員であることを、経営者は知っておくべきです。

叱咤したくなったら

「本当にその叱咤が必要なのか?」

と一呼吸置くことで、叱咤が「教育・指導」となり、

結果的に「激励」となると思います。

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