【第1,350号】 収益が上がらない理由を考える~ニッチ戦略の落とし穴~
先日、ベンチャーやスタートアップ企業が集まるセミナーに参加しました(オツキアイデ)。
その際、何気なく受講生同士の会話が耳に入りました。
「ん?それおかしいやろ」
と思い、ここでお伝えしたいと思います。
一人で起業し、数年経過したが相変わらず収益が上がっていない、
とのことですが、当の本人は「ニッチ戦略」だから、まだ我慢の時期という認識でした。
そもそもニッチ戦略は以下のように定義されます。
(※この定義はGeminiの助けを借りました)
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ニッチ戦略とは、市場全体ではなく、
特定の小さな市場(ニッチ市場)に焦点を当て、
そこで競合他社との差別化を図り、高い収益を目指す戦略のことです。
ニッチ戦略のポイントは以下の通りです。
1.小さな市場を狙う
大手企業が参入しにくい、特定の顧客層やニーズに特化した小さな市場を選びます。
2.差別化
競合他社との違いを明確にし、自社独自の強みを活かします。
3.高い収益
小さな市場で強い競争優位性を確立することで、高い利益率を実現できます。
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上述の経営者の方は、自身の戦略を「ニッチ戦略」と称していましたが、
収益が上がっていない状況です。
何故なら、高い競争優位性を持っていないからです。
話が断片的にしか耳に入ってこなかったので、全容が不明なまま考察しますが、
大手ができない細かい、小回りの効くサービスが「差別化」とのことでした。
もしGeminiがこの話を聞いたら、
「おいおい、そんなことで強い競争優位性になるのか?」
と言いそうです。
ニッチ戦略は、ブルーオーシャン(競合が少ない市場)において、
高い顧客満足を提供するからこそ、収益性が高くなります。
くだんの経営者さんは、大手が参入していない市場で商売をされていますが、
高い顧客満足を提供できていないから、収益があがらないのです。
ということは、高い顧客満足を提供できる商品・サービスを開発できていないことも
収益性が低い理由の一つとなるでしょう。
そもそも、ニッチ戦略を「誰も手を出していない未開の地」と
捉えて事業を始めたのではないでしょうか?
「何故、大手が手を出していないのか?」
それの検証が不十分だったのかも知れません。
収益性が上がらない市場だから、大手が手を出していなかったのかも知れません。
競争相手を見て、市場を考えるのではなく、
自社の強みを活かして特定の市場で勝負することがニッチ戦略です。
自社の強みが他社にはない上に、顧客が強く望むことであれば絶対に勝てます。
もう一度、商品・サービスと戦略を見直されたら?
と心の中でつぶやきました。
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