【第1,361号】 曖昧な指示が生む混乱~数字と具体化で言葉を明確にする~
「今日も一日頑張りましょう」
「目標達成に向けて努力しましょう」
「残業せずに、できるだけ早く帰りましょう」
「資格試験の勉強をしっかりしてくださいね」
このような言い方をする上司の下についたら、楽です。
なぜなら
「頑張りました」
「努力しました」
「早く帰りました」
「しっかり勉強しました」
と答えれば、上司の質問に正しく答えたことになるからです。
私が部下だったら、
「何を頑張るん?」
「何を努力するん?」
「できるだけでいいん?」「早くって何時なん?」
「しっかりするっておかしいやろ。試験は合格せな意味ないやろ」
とツッコミます。
少し前の話になりますが、朝一の打ち合わせがあり、
早めに着いたため、朝礼を見学させていただきました。
新人が朝礼の進行係を初めてやる場面でしたが、もたもたし、何度も詰まっていました。
それにキレた社長が
「ちゃんとやれ!」
と怒鳴りました。
「ちゃんとやれんから、モタモタしているんとちゃうの?
事前の練習不足やん。それをさせてないのは、上司の責任やろ」
と思い、「この会社と仕事をすると苦労しそうだ」と感じ、
商談は適当に済ませ、取引はしないことを決めました。
人が発する言葉は、心を表しています。
心にない言葉を発することはできませんので、言葉からその人となりがわかります。
数字を使って話せない人、
具体的な手順を説明できない人、
このような人は、評価基準も曖昧です。
ですから、部下との評価面談でも
「頑張った」「頑張ってない」
の対立構造となることがよくあります。
挙げ句に、感情的になることもあります。
数字で語ると、同じ方向で話せます
不足や過剰を数字で表せるので、どこを直せばよいかが明確になります。
子どもはよく「たくさん」や「ちょっと」といった言葉を使います。
「数字で示せない」「具体的に語れない」人は
子どもの頃から言語化が進化していないのか?と感じます。
そんな人ほど、感情的になりがちです。
困ったものです。
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