【第1,363号】 嘘と誤魔化しの根源～ブッダの教えが示す教育と指導の責任～
子どもの教育に重要だな、と感じるブッダの教えがあります。
それは以下の8つです。
・正しい見方をする
・正しい思いを持つ
・正しい言葉を使う
・正しい行いをする
・正しい生活をする
・正しい努力をする
・正しい判断をする
・正しい考え方をする
子どもが嘘をついたり、誤魔化したりするのは、上記の教えが身に付いていないからです。
親はそんなときに子どもを叱りますが、それは間違っています。
教えていなかった（＝偽りのある行動をさせた）親に責任があります。
社会においても同様のことが起こります。
部下が嘘をついたり、誤魔化したりすることがあります。
書類の提出遅れや、経費の精算時のちょっとした誤魔化し、
取引先・お客様・同僚・上司への愚痴などです。
これらは元を正せば親の責任ですが、
目標や計画未達を親の責任にはできないので、
教えていなかった上司や先輩の責任となります。
部下の言動は、上司や先輩が責任を果たしていなかったことの現れだと捉えましょう。
このような小さな嘘や誤魔化しに気づいたときが、指導のチャンスです。
小さなことだからと見て見ぬフリをすると大きなトラブルへと発展します。
「トラブルの元となる小さな芽を摘む」
本来なら親の責任ですが、上司や同僚が肩代わりする時代となっています。
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