【第1,401号】 有漏地から無漏地へ~一休さんが語る悟りのかたちと般若心経~
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有漏地より
無漏地へ帰る
一休み
雨ふらば降れ
風ふかば吹け
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これは誰の詩かご存知でしょうか?
詩の中にヒントがあります。
そうです。
これは 一休宗純(いっきゅうそうじゅん) の言葉とされています。
室町時代の臨済宗の禅僧で、「一休さん」としても知られる人物ですね。
解説します。
・有漏地(うろじ):煩悩に満ちたこの世(現世)
・無漏地(むろじ):煩悩を離れた悟りの世界(涅槃:ねはん)
・帰る:死ぬこと、あるいは本来の境地に還ること
・一休み:人生を終えることを穏やかに受け入れているニュアンス
・雨ふらば降れ/風ふかば吹け:自然のままにまかせる。
外の出来事に一喜一憂しない。
このような意味になります。
有漏地とは「有」の世界です。
無漏地とは「無」の世界です。
あらゆる煩悩のある「有」の世界と煩悩のない「無」の世界とのはざまにあって一服する。
一服するとは、たじろがないという意味だと思います。
雨が降っても、風が吹いても表情一つ変えない、
その座った姿勢が「一休」であるとして、一休と名乗ったのでは?と思います。
この一休さんの考え方は、
「般若心経」の中心思想である「色即是空 空即是色」と同じ意味になるでしょう。
般若心経では
「色」=形あるもの(現象世界)
「空」=実体がない、すべては因縁によって成り立っている
としていて、この世のすべての形あるもの(色)は、実は空(実体がない)であり、
逆に、空もまた色として現れる(現象として表れる)、と考えられます。
一休さんの詩を「色即是空・空即是色」の考えと重ねてみると、以下のように読み解けます。
「有漏地より」は、煩悩に満ちたこの世のこと。
つまり、形ある現実の世界(=色)です。
「無漏地へ帰る」は、悟りの世界へ還ること。
つまり、すべての執着から離れた空の世界(=空)です。
そしてそれを「一休み」と表現しているのは、
色(現実)も空(悟り)も、本質的にはつながっているという理解があるからこそ、
どちらも区別せず、自然に受け止めることができます。
さらに「雨ふらば降れ、風ふかば吹け」という言葉には、
この世で起こるあらゆる出来事を、そのまま受け入れる姿勢が表れています。
つまり、どんな現象も拒まず、ありのままを受け入れるということです。
空の境地に達した一休は、目の前に広がる色の世界(現実のすべて)を否定せず、
ありのままに肯定しているように見えます。
私もこの境地に至りたいものです。
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