【1427】 真面目だから苦しむ~苦しんでいる自分を尊重しよう~
「最近、なぜかずっと気が重いんです。
頑張ってるはずなのに、うまくいかない。
周りと比べて、自分だけ取り残されている気がします」
そんな相談を受けることがあります。
「うまくいかない」には、結果が出させない、成長できていない・・・・・・
そんな意味が含まれています。
私はいつも、このように伝えます。
「あなたは、すごく真面目な人なんですね。
苦しさを感じるのは『もっと役に立ちたい』『ちゃんと結果を出したい』
という思いがあるからで、それがうまくできていない自分に、
腹が立ち、悲しくなり、落ち込むのです。
でも、それは『まじめに向き合っている』証拠です。
自分の生き方に、自信をもってくださいね」
ある介護職の方のお話を紹介します。
彼女は、老健(介護老人保健施設)で、重度の認知症の方に寄り添いながら働いています。
夜勤では、ナースコール、排泄介助、徘徊の見守り、急変への対応など、
常に気を張って過ごさなければなりません。
仮眠の時間があっても、いつ呼び出されるか分からない。
その緊張感の中で、ほとんど眠れない夜が続きます。
明け方には、洗顔・着替え・移動・朝食の介助で慌ただしく、
疲れ果てた朝9時、ようやく交代のスタッフにバトンを渡します。
施設長から「お疲れさま」と声をかけられても、
疲れ切った身体には、どこかむなしく響くだけ。
でも、それで終わりではありません。
家に帰れば、今度は家事と子どもの世話が待っています。
施設長の言葉にも、笑顔で元気よく挨拶できない自分。
さらには、家事も子育ても中途半端で、苛立ちを家族にぶつけてしまうこともあります。
自分の時間なんて、どこにもないのに・・・・・、
それでも「もっと優しく接したかった」「もっと笑顔でいたかった」、
家族にも、ちゃんと向き合いたかったと
そんな小さな後悔が、毎日のように積み重なっていきます。
でも、これらはすべて「まじめに向き合っている」証拠なのです。
自分を、「よく頑張っているね」と褒めてあげるべきことです。
一方で、「自分さえ良ければいい」と考える人もいます。
公共の場で騒ぐ、マナーを守らない、平気で人を傷つける言葉を投げる・・・。
そんな人が、世の中を混乱させている現実もあります。
それどころか、真面目に生きている人を笑う人すらいます。
でも、真面目な人は違います。
それどころか、うまくできない自分を自嘲しながら
・人を傷つけたくない。
・迷惑をかけたくない。
・社会の中でちゃんと生きたい。
そんな想いで生きています。
だから、たとえ自分が傷ついても、我慢してしまうのです。
苦しいのは、あなたがダメだからではありません。
真面目に生きようとする、その心があるからです。
それは、何よりも尊いことです。
【本日の教訓】
生きることが苦しいと感じている人は、真面目だからです。
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