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【第1,429号】 稲盛和夫に学ぶ「経営の原点」~経営12カ条【後編】~

【第1,429号】 稲盛和夫に学ぶ「経営の原点」~経営12カ条【後編】~

昨日は致知出版から出ている「稲盛和夫一日一言」の中から「経営12カ条」の前編をご紹介しました。
本日は後編になります。
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7.経営は強い意志で決まる
経営には岩をもうがつ強い意志が必要
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経営には“才能”より“意志”が必要ということです。
経営をしていると、様々な困難が降りかかります。
その一つひとつを乗り越えて行くと決めない限り、気力が保てないこともあります。
何があってもやり抜く!と決めた経営者だけが、困難を突破できます。
社員や家族に反対されても、自分自身は“信じ抜く確信”を持ち、
形になるまでやり抜く“根気”を持ち続けること。
この2つは経営者の意思力が問われるときです。
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8.燃える闘魂
経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要
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「闘魂」と聞くと故アントニオ猪木さんを思い出します。
経営者には猪木さん好きが多いと聞いたことがあります。
やはり「闘魂」や「元気ですか!」という言葉が、
多くの経営者の心を奮い立たせたのではないでしょうか。
猪木さんの「元気ですか!」との問いかけから、
落ち込んでいる自分を奮い立たせることができた経営者は多いと思います。
経営の現場は「静かなる戦場」です。
競合との闘いもあれば、世の中の変化との闘い、そして自分自身との闘い。
“燃える闘魂”とは、目に見える熱さだけでなく、諦めない心の火を持ち続けることです。
しんどいときほど、この条文が支えになると思います。
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9.勇気をもって事に当たる
卑劣な振る舞いがあってはならない
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株主のためにもどうしても利益を出さないとならないのに、業績が思った以上に上がらない・・・。
そんなときに一部の経営者の心に「わからなければ良いのでは?」という苦汁の選択が過去にもありました。
例えば、「牛肉コロッケ」と偽って、豚肉や鶏肉、時には腐敗肉を混ぜて出荷。
製造日を偽って“つくりたて”として販売したり、賞味期限を改竄したり、
高級料亭では客の食べ残しを再利用もしました。
その結果はみなさんもご存知の通りです。
「正しいことを、正しくやる」
これは人の道としての基本ですが、誰にも時として、勇気が必要なときがあります。
経営者もおなじです。
卑怯な手を使えば、たとえ成功しても“信用”を失います。
信念を貫くには勇気が要ります。
だから、経営者には勇気が求められるのです。
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10.常に創造的な仕事をする
今日よりは明日、明日より明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
創意工夫を重ねる
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「これでいい」と思った瞬間から、衰退は始まります。
世の中の進化は、「もっとよくしたい」「あれがあったらもっと便利になる」
このような思いから生まれています。
故に、現状維持は後退の始まりなのです。
経営者の姿勢が“未来をよくしたい”である限り、組織も生き生きと進化します。
進化しない経営は、静かに沈んでいくのみです。
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11.思いやりの心で誠実に
商いには相手がある。相手を含めてハッピーであること。皆が喜ぶこと
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近江商人の三方よしですね。
利他の精神がなければ、長くは続きません。
お客様、社員、取引先様、世間の全員が“得した”と思えるのが、本当のビジネスです。
この一条を忘れれば、売上がどれだけあっても、経営は空虚なものになります。
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12.常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
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素直で明るい経営者に、人はついてきます。
逆境のときに、経営者が“暗く重い空気”を出すと、それが社内に伝播します。
夢を語る姿、希望を抱き続ける姿は“社風”となります。
素直な心が、変化や学びを受け入れる源でもあります。
2号に分けてお伝えした、経営の12カ条は、「成功法則」ではなく、「経営者の人間学」とも言えます。
その根底に流れるのは、稲盛さんの言葉通り、「思いは必ず実現する」という哲学です。
逆に言えば、強く思えないことは、どんな戦略を使っても続かないということかもしれませんね。
【本日の教訓】
経営とは、自分の在り方を問われる人生修行である
稲盛和夫一日一言はこちら
https://online.chichi.co.jp/category/BOOK/1258.html

 

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