【第1,460号】 数字は“感情”を手放させるツール~プレッシャーの正体は数字ではない~
「数字のことなんて考えさせないほうが、のびのび働けるのでは?」
このように考える人が少なくありません。
実は私もそうでした。
しかし、これは大きな勘違いです。
目標を達成できなかったとき、会議や上司から
「なんで達成できないんだ!」
「未達なのに給料だけは一人前に貰うのか?」
「他の拠点は達成しているよな!」
と感情的に怒鳴られる。
多くの人が、この“怒鳴り声”にプレッシャーを感じてしまうのです。
数字そのものに善悪はなく、ただ客観的に現実を映しているだけです。
だからこそ、感情を絡めずに使えば、数字は私たちの味方になります。
◆数字が味方になる三つのポイント
1 目標数字は「自分で説明できる根拠」を持ちましょう
達成根拠を示せない“丸腰の数字”は、ただのノルマです。
根拠が示せれば、達成のためのプロセスが見えてくるはずです。
あとはそのプロセスを追いかけるのみです。
2 振り返りは「結果 → 原因 → 次の一手」の順に行いましょう
上述の怒鳴る行為は“原因”を飛ばして“批判”に走っています。
これでは、成長どころか萎縮を招きます。
“原因”の中に不誠実な行為があれば、そこは「どうしてなんだ?」と追求すべきです。
3 「感情に左右されない」習慣をつくる
たとえば、「行動量」「振り返りの質」「相手の反応」など、
日々の行動を一定のフォーマットで記録する(=Team ManagerなどのSFA)習慣を持ちましょう。
気分が良い日も悪い日も、判断基準を変えない。
数字と向き合う時間を“感情抜き”で持つことで、成長の軸がブレなくなります。
数字を客観的に扱えるチームほど、
「うまくいかなかった理由」と「次に打つ手」がクリアになり、
ムダな叱責や精神論で振り回されることがありません。
プレッシャーの「正体」は、数字そのものではありません。
それに“感情”を絡めてしまうことこそが、私たちを苦しめるのです。
数字を“冷静な情報”として扱えば、目標は自分を導く味方になります。
■本日の教訓
数字に感情を重ねなければ、目標は“冷静な道しるべ”になる。
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