【第1,475号】 諸行無常と諸法無我から生まれた生き方
私の生き方には、般若心経にある二つの考え方が深く根づいています。
一つは、「諸行無常」。
もう一つは、「諸法無我」。
この二つの教えが、私の行動の軸である
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「一つの考え方に固執はしないけれど、とことん拘る」
「人は人、自分は自分。だから自分を大切にするのと同じに人も大切にする」
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という姿勢の土台になっています。
では、それぞれどんな意味なのでしょうか。
■「諸行無常」とは
この世のすべてのものは変化し続け、決して同じ状態にはとどまらない、という教えです。
たとえば、
雪はやがて溶けて水になり、川となり、海に流れ、
やがて水蒸気となって空にのぼり、雲となり、雨となってまた地上に戻ります。
このように考えると、「万物流転」という言葉が頭に浮かんだ方もいらっしゃるでしょう。
実は「万物流転」と「諸行無常」は違います。
・万物流転:変化を世界の根源的な原理として捉える哲学的な概念です。
・諸行無常:変化や無常を受け入れ、執着を捨てて生きるべきだとする倫理・宗教的な教えです。
私は「諸行無常」の考え方を大切にしています。
■「諸法無我」とは
“自分”というものもまた、決して絶対的ではなく、
環境や関係性の中で成り立っている存在だ、という教えです。
たとえば、営業マン時代に夏になると必ず感じた事があります。
外回りから帰ると、室内は何かを羽織らないと寒いような室温であっても暑く感じます。
また、人の嗜好もさまざまですよね。
誰かにとって「かわいい」と感じるものも、他の誰かにとっては「どうでもいい」ことがあります。
つまり、物事には絶対的な“正解”はなく、「主観」によってすべてが変わるということなのです。
だからこそ、自分の感じ方や考え方を大切にしつつも、
他人の見方も尊重する必要があります。
私はこの2つの考え方から、こんなふうに生きるようになりました。
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「一つの考え方に固執しない」・・・・・・変わりゆくもの、様々な価値観を認めながら、
「とことん拘る」・・・・・・今この瞬間と自分の価値感を大切にする。
「人は人、自分は自分」・・・・・・他人の価値観と適度な距離を保ちつつ、
「自分を大切にするのと同じように、人も大切にする」。
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言葉にすればシンプルですが、日々の実践はなかなか奥深いものです。
できていない場面も、多々あります。
だからこそ、般若心経の教えは、私にとって“回帰点”となります。
■本日の教訓
変わりゆくものを受け入れ、自他を尊重して生きる。
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