【第1,479号】 叱ることは、愛すること~自由と勝手の境界線~
「最近の子は、叱られた経験がない」
そんな言葉を聞くことが増えました。
確かに今は、学校でも家庭でも、叱ることが難しい時代です。
個人情報、プライバシー、ハラスメント・・・・・・。
守られるべき権利があるのは当然ですが、
それを理由に「かかわらない」ことが当たり前になってはいないでしょうか。
私が子どもの頃、
近所のおっちゃんやおばちゃんは、どこの子のこともちゃんと見ていました。
道端で悪さをすれば、他人の子でも容赦なく叱っていました。
反面、すれ違えば必ず何か声をかけてくれます。
今なら「おせっかい」「セクハラ」と言われるかもしれない言葉もあったけれど、
そこにはちゃんと“あたたかさ”があったように思うのです。
子どもにとっては、正直ウザい存在だったかもしれません。
でも、あの時代の“うるさい大人”たちがいたからこそ、
私たちは見守られながら、ルールを学び、社会の中で育ってこられたのだと思います。
今はどうでしょうか。
「個人の自由だから」「他人に口出しするのは失礼だから」と、
関わらないことが礼儀のようになっていませんか?
けれどSNSでは、匿名の個人攻撃が後を絶ちません。
表では「自由や尊重」を唱えながら、裏では「見えない暴力」が飛び交う。
なんとも矛盾した時代です。
私は思うのです。
「自由」と「勝手」は違います。
古いアルバムにあった、悪ガキと一緒に写っていた近所のお爺さんの写真。
お爺さんの名前も顔も覚えていませんが、雷が落ちたように怒られた記憶があります。
何故、怒られたのかは全く覚えていませんが、多分、してはいけないことをした筈です。
おそらく、子どもらしい「自由奔放」の限界線を越えた「身勝手」な行動を諫められたのだと思います。
他人の子どもであっても、言うべき時にはちゃんと言う。
それが大人の責任だったのかもしれません。
“袖触れ合うも多生の縁”という言葉があります。
せっかくご縁があったのなら、しっかり向き合いたいものです。
ときには言いたくないことも、あえて言う。
それは「叱る」のではなく、その人に誠実に向き合う勇気なんだと思います。
私も、そんな「叱れる大人」でありたいと思います。
■本日の教訓
叱ることを恐れず、叱られることを忘れずに。人は人の縁の中で育つ。
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