【1483】目標未達の人が見落としていること~ルマン24時間レースに学ぶ~
皆さんは、情報整理や問題解決時に「5W2H」を活用されると思います。
では、目標設定時にはどんなことを大切にされますか?
私は「SMART」です。
私は、スマートに目標達成をさせるという意味も持たせていますが、
成果を出すために、目標立案時に非常に大切にしている考え方です。
まずはその“意味”からしっかり確認しておきましょう。
■ SMARTとは?(意味と良い目標の事例)
・ S:Specific(具体的であること)
→ 誰が、何を、どこで、なぜ行うかが明確である
→ 例:「月内に新規顧客5社にアプローチし、商談を行う」
・ M:Measurable(測定可能であること)
→ 進捗や成果が数値で判断できる
→ 例:「契約件数を月間3件以上にする」
・ A:Achievable(達成可能であること)
→ 努力すれば現実的に達成できる水準である
→ 例:「既存顧客への提案で1件追加受注を目指す」
・ R:Relevant(関連性があること)
→ チームや組織の目的・戦略と整合している
→ 例:「将来重要となる○○業界の顧客に対する商談数を月2件増やす」
・ T:Time-bound(期限があること)
→ いつまでに達成するかが明確になっている
→ 例:「3ヶ月以内に初回契約を1件獲得する」
■ 「T」を甘く見ると、すべてが水の泡になる
SMARTの中で、意外と見過ごされがちなのが最後の「T(期限)」です。
でもこの「T」こそが、すべての行動と成果に“締切”を与える重要な要素なのです。
たとえば、2016年のルマン24時間レースは、100年以上の歴史の中で、
もっとも残酷な結末として語り継がれています。
トヨタの5号車は、23時間57分間、つまり残りわずか3分の時点までトップを快走していました。
ポルシェ2号車を約1分半リードし、初優勝は確実と思われていました。
しかし、最終ラップに向かうホームストレートで、5号車にまさかのトラブルが発生。
「ノーパワー!」という無線とともに、マシンはスローダウンし、
チェッカーフラッグが待つフィニッシュラインの手前で停止してしまいました。
規定では、最終ラップを6分以内に走り切らなければ完走とみなされませんでしたが、
5号車はこの規定時間内に走り切れず、残念ながら失格となってしまいました。
この結果、2位を走っていたポルシェ2号車が逆転で優勝を飾り、
トヨタの悲願の初優勝は、まさに目前で幻と消えました。
どれだけ「いいところまで行っていても、間に合わなければ未達」。
「T」は“おまけ”ではなく、“ゴールテープ”そのものなのです。
■ 本日の教訓
成果とは「やったかどうか」ではない。「期限内にやり切ったかどうか」である
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