【1489】 そりゃ衝動的犯罪増えるわな!~前頭葉を育てる環境の崩壊~
最近、理不尽で衝動的な犯罪のニュースが目立つようになってきました。
その背景には、大脳前頭葉の発達や働きが十分に育っていないことがあるのではないか?
私はそう考えています。
大脳前頭葉は「衝動を抑える」「先を見通す」役割を持っています。
この機能が弱いと、短絡的な行動や理性の欠如につながります。
では、なぜそうした傾向が強まってきたのでしょうか。
■家庭や地域のつながりの希薄化
子どもが「怒られる・褒められる」という経験が少なくなり、
他者との関わりの中で衝動を抑える力を育てる機会が減っています。
■情操教育の不足
音楽や美術、自然との触れ合いなど、感情や感受性を育てる体験が減りました。
こうした経験は感情をコントロールする力につながりますが、今は不足しがちです。
■読書離れとデジタル依存
スマホや動画視聴の普及により、落ち着いて本を読む習慣が失われています。
読書は「先を想像する力」や「集中力」を育てますが、
即時的な刺激に慣れると、大脳前頭葉の発達にブレーキがかかります。
加えて、ゲームやSNSの影響も無視できません。
ワンクリックで刺激や報酬が得られる環境に慣れると、
「待つ力」「我慢する力」が育ちにくく、衝動性を高めやすくなります。
■知識偏重の教育
テストの点数や知識を重視する教育に偏りすぎると、
感情のコントロールや他者と関わる力を学ぶ機会が減ってしまいます。
■社会全体のストレス
経済的不安や人間関係の希薄化も大きな要因です。
孤立感を抱える人が増えると、将来を見通す力が弱まり、
目の前の衝動に流されやすくなります。
衝動的犯罪の背景には、こうした環境や教育の不足が複雑に絡んでいます。
だからこそ、家庭・地域・学校が一体となって、
礼節や感情のコントロールを学べる経験や、
読書・自然体験・文化活動の機会を意識的に増やしていくことが、
ますます大切になるのではないでしょうか。
■本日の教訓
理性を育てる環境は、意識して作らなければ失われる
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