【1495】 西郷隆盛こそ理想のマネージャー~内村鑑三の『代表的日本人』からの学び~
「理想のマネージャーとは、どんな人物だろうか?」
そう問われたとき、歴史にそのヒントを求めるとしたら・・・・・・
私は、西郷隆盛の名前を挙げたいと思います。
明治の思想家・内村鑑三は、著書『代表的日本人』で、
5人の人物「西郷隆盛」、「上杉鷹山」、「中江藤樹」、「二宮尊徳」、「日蓮」を紹介しています。
いずれも、地位や名声のためでなく、
誠実に生き、民の幸福のために尽くした「真に偉大な人物たち」です。
なかでも内村が冒頭で取り上げたのが、西郷隆盛です。
西郷の章では、彼の人格の根幹にある「サムライ精神」
すなわち「民を守る者(護民官)」としての覚悟が丁寧に描かれています。
そしてこの“護民官としてのサムライ精神”は、現代でいえば、
部下や仲間を守る「管理職」や「リーダー」に求められる資質にも通じるのではないでしょうか。
たとえば、西郷が体現した精神には、以下のようなものがあります:
・対象に対して忠実・誠実であること
・口先だけでなく、まず実行すること(不言実行)
・失敗しても弁解せず、潔く責任をとること
・評価されなくても、黙々と職務を果たすこと
・選んだ道を途中で投げ出さず、最後まで貫くこと
・そして、日常生活では清貧に甘んじること
誰かの上に立つということは、
指示する立場である以上に「誰かの盾になる覚悟を持つ」ということです。
それは、責任を背負い、誠実に、静かに背中で語るという生き方です。
まさに、西郷隆盛が生涯をかけて体現した姿です。
時代が変わっても、人の上に立つ者に求められるものはそう変わりません。
そう感じさせてくれる、内村鑑三のまなざしです。
■本日の教訓
民を守る者は、言葉より背中で語る。
内村鑑三の『代表的日本人』は、現代を生きる私たちにこそ読んでほしい一冊です。
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