【1497】 変われないのは人間の性(さが)~本当は変わりたいのに・・・~
「時代は変革を求めているのに、現場は変わろうとしない」
この構図、あなたの職場にもありませんか?
経営者は焦り、掛け声ばかりが空を切ります。
現場はどこ吹く風のように、何も変わりません。
人事制度を変えても、報酬制度を変えても、ようやく少し動き出す程度。
「現場に危機感は無いのか~!」
多くの経営者の心の声です。
なぜ人は、「自分の身に降りかからない限り」変わろうとしないのでしょうか?
心理学者フロイトは「人は快楽を求め、苦痛を避ける」と言いました。
ですが、これは半分だけ正解です。
人は、「慣れた状況」から離れようとしません。
「慣れた不快」ですら手放そうとしないのです。
なぜなら、「慣れていること」は安心だからです。
多くのアスリートが「ルーティン」を大切にしています。
これも慣れ=安心だからです。
一方、変化とは、「自分の中の慣れ」を崩すことです。
たとえ今が不満でも、それに慣れている方が、変わるよりもラクなのです。
もうひとつの視点は、「自分で選んでいない変化」への拒否反応です。
人間は「変化がイヤなのではなく、変えられるのがイヤ」なのです。
だからトップダウンの変化は拒まれ、誰かに言われて始めたことは長続きしません。
つまり、人は“内発的に納得して初めて”動き出すのです。
ではどうすれば現場が動くのでしょうか?
それは、「理屈」ではなく「感情」に火をつけることです。
そして、「変わった方が楽しい(ラクを含みます)」と思ってもらうことです。
強制でも脅しでもなく、“共感”から始まる変化こそが、本物の変革なのです。
現場が変わらないのは、「悪」ではなく「人間の自然な防衛反応」であることを忘れないでおきましょう。
その本質に向き合わずして、変革は進みません。
人は、危機よりも希望で動く。
「何を失うか」ではなく、「どう変われば良くなるか」を伝えること。
これが、時代を動かすリーダーの第一歩だと、私は思うのです。
■本日の教訓
人は変化を恐れているのではなく、変えられることを拒んでいる。
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
本ブログはメルマガで配信されます。
ご希望の方は下記の登録フォームをご利用下さいませ。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★
☆★☆★☆★「オールインワン」コンサルティングのご案内☆★☆★☆★
●「経営者のメンター」
●「経営戦略の立案とその実行サポート」
●「成果に直結する管理職のマネジメント及びチームビルディング能力向上サポート」
●「働きがい、やり甲斐に繋がる組織・風土及び社員の人格作りのサポート」
●「営業やマーケティングの成果倍増アドバイザー」
これらが一つになったコンサルティングメニューがスタートしました。
これによって、御社の現場力を倍増させ、人財育成と業務成果を高めます。
また、上記から、重要度の高いものを選択して、経営改善するコースもあります。
詳しい内容は下記をご覧下さい。