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【第205号のテーマ】 任せる
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仕事を部下に「任せる」場面があります。
私がよく見かけるのは
任せた→丸投げ→放置→結果を見て叱責
このパターンですね。
任せるを辞書で引くと新明解国語辞典では
相手に要求や指示をしたり制約を加えたりせず、その人がよいと思うままに
事をさせることにする
とあります。
すなわち、任せた→丸投げ→放置 までは正しいということになります。
ですが、任せるときにはその後が重要です。
任せた→丸投げ→放置→結果を見て賞賛
このようになることを「任せる」と言います。
では、何故、このようにならないのでしょうか?
答えは簡単です。
任せる人を間違っている
からです。
任せるためには、その人が
仕事
職場
成果
に責任を持っていることが最低限の条件として必要です。
次に、与えられた仕事が、その人の能力とマッチしていること。
続いて、その人が自分の仕事の成果に対して、フェア(過大も過小もなく)に評価でき
不足に対し、自己調整して要求を満たす努力ができること。
最後は、適宜、上司に報連相をすること。
如何ですか?
「任せる」のは結構難しいでしょう?
だから、ついつい自分でやってしまって、
永遠に任せることができない、と負のスパイラルに入ってしまいがちです。
任せるためのポイントは
その人の能力に合ったことをまずは任せてみるが、
進捗をその人と共に測定し、過不足を共有し、
対策を考えさせ、それを承認し、実行させ
実行させたら、丁寧な報連相をさせること。
これを一つひとつ重ねて行くと任せられることが増えて行きます。
6月4日号【第192号のテーマ】 教える側の忍耐と教わる側の忍耐
で書いた様に「忍耐」が重要です。
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