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【第340号のテーマ】 貪欲と知足(ちそく)

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【第340号のテーマ】 貪欲と知足(ちそく)

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人は何も持たずに生まれ、

何も持たずにこの世を去ります。

それが解っていながら、「所有欲」と決別ができません。

所有欲には、車、家、家財道具、服、趣味の品だけでなく、学歴、資格なども

含まれるかも知れません。

あの世では何の役にも立たないモノを生きている間に

どれだけ求めているでしょうか?

仏教では人の苦の元凶を「煩悩」と捉え、108の煩悩があり

除夜の鐘を108回突くのは、その煩悩を滅するためと言われています。

今回のテーマは「貪欲」ですので、108の煩悩ではなく、

「三毒(さんどく)」「五蓋(ごがい)」といった

基本的な煩悩についてお伝えします。

「三毒」とは、最も基本的な煩悩です。

【貧(とん)】

貪欲(とんよく)、必要以上にむさぼる心

※どんと読まずにとんと読みます。

【瞋(じん)】

瞋恚(しんに)、怒りや憎しみの心

【癡(ち)】

愚癡(ぐち)、真理に対する無知の心、おろかさ

※愚痴を言うのは無知だから、という意味になります。

続いて「五蓋(ごがい)」です。

【貪欲(とんよく)】

渇望、欲望

【瞋恚(しんに)】

怒り、憎しみ

【惛沈・睡眠(こんちん・すいめん)】

倦怠、眠気

【掉挙・悪作(じょうこ・おさ)】

心の浮動、心が落ち着かないこと、後悔

【疑(ぎ)】

疑い

この他、

「五下分結(ごげぶんけつ)」でも

【貪欲(とんよく)】、【瞋恚(しんに)】

が筆頭にあり、

「五上分結(ごじょうぶんけつ)」でも、

【色貪(しきとん)】

色界に対する欲望、執着

【無色貪(むしきとん)】

無色界に対する欲望、執着

が筆頭にあります。

このように「貪欲」に対する戒めがとても厳しいです。

ヨーガではその行法に

断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)があり

「断捨離」として有名です。

これらは「物欲」に対する戒めとなります。

【断行(だんぎょう)】

入ってくる不要な物を断つ

【捨行(しゃぎょう)】

そこにある不要な物を捨てる

【離行(りぎょう)】

物への執着から離れる

です。

これらは人の心に根を張り、限りなく肥大化する欲望を抑えるための

鍛錬として行われます。

仏教では、雲水が行脚修行する時に「背に小さな荷物」一つで全国を

歩き回ります。

中には木の椀と椀を綺麗にするための荒縄一本しか入っていません。

生きていくために何が必要かを行脚で学ぶためです。

※雲水とは、禅宗の修行僧の呼称

※行脚とは、雲水が諸国を修行して歩くこと

生きていくために本当に必要なものは意外と少なく

自分の気持ち次第で決まってくると思います。

求めるモノが多いとコロナによる日本経済の沈下も不安になるでしょう。

年金が減る、介護等の公費が減ることも不安要素です。

ですが、戦前、戦中、戦後すぐの暮らしと比べるとコロナ禍でも日本は豊です。

その当時の暮らしと比較することに無理があるとすれば、

未だに、人口の4分の1以上が緊急の飢餓状態にありながらも

コロナ災禍まで降り注いだアフリカの国々

(イエメン、南スーダン、シリア、中央アフリカ共和国など)

に比べてみませんか?

こられの国で食べるものも食べられず、治療も受けられず、学校にも行けない

そんな子ども達のことを考えると

求める気持ちを少なくできるのではないでしょうか?

物は少なくても満たされる気持ちを持てば

今まで当たり前と思っていたことにも

感謝できると思います。

知足(ちそく)

足を知る、この言葉を今年は大切にします。

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