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【第418号】 常に己の魂の至誠を製品にこめていらっしゃいますか?
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またもや松下幸之助氏ネタです。
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つくった製品に強い関心をもつ
私たちは、自分達の手がけたものが
世上でどのように扱われているか、
強い関心をもたねばならないと思う。
私が昔、直接生産に従事していたとき、
新しい品物を代理店へ持参してみせると、
「松下さん、これは苦心された品ですね」
と言われたことがある。
こう言われとき、
自分は無料で進呈したいと思ったほどうれしかった。
これは高く売れて儲かるという欲望的意識でなくて、
よくも数ヶ月の労苦を認めてくれたという
純粋な感激だったのである。
この感激は、常に己の魂の至誠を製品にこめる者のみが
味わいうるものであり、
この喜びに全社員がひたるときにこそ、
わが松下電器が真に生産報国の実をあげ、
確固たる社会信用を獲得することができるのである。
(昭和21年1月15日・松下電器経営計画発表会)
※至誠とはこの上なく誠実なこと。まごころのことです。
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太平洋戦争終戦から5ヶ月後の経営計画発表会での氏の言葉です。
生産報国
という言葉が出てきます。
この言葉はネットで検索しても出てきません。
報国とは、
国のためにつくして、国の恩に報いる
という意味です。
現代において、納税という義務とは別に
報国のための生産をしているメーカー、製造業はどれだけあるでしょうか?
公共インフラ、自衛隊関連であれば、そのように思われているかも知れません。
では、私たちは何のために「生産」をしているのでしょう?
会社の売上、その結果の昇給や賞与?
そうであれば、氏の言われる「感激」は得られないでしょう。
氏は感激は
常に己の魂の至誠を製品にこめる者のみが、味わいうるものである
と言われています。
本メルマガをお読みの製造業の皆様、
皆様は、常に己の魂の至誠を製品にこめていらっしゃいますか?
そして感激されていますか?
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