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【第563号】業務精度を高めるためには曖昧なコミュニケーションを辞める

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【第563号】 業務精度を高めるためには曖昧なコミュニケーションを辞める

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日本人は同じ言葉で同じ文化や風習を引き継ぎ、同じ義務教育を受けています。

まるで金太郎飴のように画一化されることを学校教育で受けています。

他人と違うことよりも他人と同じであることが基本であり、

その基本の上に個性があることが要求されます。

学校を卒業し、社会に出ても集団規範の尊重を要求されます。

他人と違う意見を言う、対立する、争う

これを避けて、空気を読む、慮る(おもんばかる)、忖度することを求められ、

謙虚、遠慮が尊いとされます。

また、戦前や戦中は愛国のための自己犠牲が美しいとされ、

戦後の高度成長時代は愛社が個人の幸せよりも大切であるともされていました。

このような背景を持つ日本人は

コミュニケーションにおいても同様です。

結果的に主語を抜いて喋ることが多いです。

また、「こうして欲しい」という相手への要求を動詞的な言葉にせずに

暗黙の了解を得ようとします。

更に、YESとNOをはっきりと意思表示することもしません。

「できるだけやります」や「できればやります」というように名言を避けます。

意思表示においては「します」「やりません」ではなく、

「したいと思います」や「やりたくありません」のように

曖昧さを残した言い方をします。

できていないことを指摘すると「申し訳ありません」ではなく、

「わかっています」と自己弁護とも言える様な言い方をし、

反省の言葉をストレートに伝えない人もいます。

感謝すべき時に「ありがとう」を言わずに「すみません」と言う人がいます。

日本人同士だと伝わりますが、外国人には違和感があります。

何故なら、ありがとうは感謝の言葉ですが、

すみませんは申し訳ありませんと同義語で謝罪の言葉だからです。

サンクスカードというカードを使って

ありがとうを伝える社内文化を取り入れている企業が多いですが、

これが「I’m sorryカード」だとおかしいですよね。

このような「曖昧にしておいてそこを慮る」ことが日本社会のベースにあります。

日本経済が急成長している時代ならこれらが通用していましたが、

競争が激しい今の時代には通用しません。

社内において、曖昧をなくすことが重要です。

はっきりと意思表示をしましょう。

そのためには、まず主語と動詞をはっきりさせましょう。

「誰が○○をやるのですか」

「私が○○をやります」

自分の考えを互いにはっきりと伝える

これをするとコミュニケーションの精度が高まります。

結果的に成果にも繋がりやすくなります。

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