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【第676号】 ネットの発達で考えが浅くなったのでは?
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ネットの発達により、調べる手間が大幅に削減されました。
果たしてこれは良いことなのでしょうか?
コンサルタントとしての私はネットで手軽に情報が手に入るので、
便利な反面、ネットにある情報は顧問先でも簡単に手に入るので、
私ならではの味付けをすることが重要となります。
そのため、更にネットを調べる、本を読むなどします。
それにより、独自の味付けになると同時に、自分自身が成長します。
皆さんも家族が大病になった
大々的なリフォームをする
高級車を買う
などのときにはいつも以上に手間暇をかけて、情報を探すはずです。
それによって、かなり知識が増えたはずです。
重要なのは「手間暇をかける」というプロセスです。
私はこのプロセスが「学習」だと思います。
明治の数学者 岡潔先生は「春風夏雨」の中で
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人が外界から、自分の中に何かを取り込むときに
形式的に解っただけでは大脳「側」頭葉までしか入っていませんが、
意味も解ると大脳「前」頭葉まで入ります。
食事を例にします。
これは食べ物を口に入れただけでは、「側」頭葉どまり、
咀嚼し、内臓で吸収されて初めて「前」頭葉に取り入れたことになります。
「前」頭葉には感情がありますから、
取り入れたものは感情と一緒に蓄えとなります。
この蓄えが多くなると、その人の情緒が深くなり、
それを教養と言います。
教養が深い、ということは知識が多いのでは無く、
情と一緒となった知識が多いということです。
※「 」は間違えないように私が付けています
※解りやすい様に原文をアレンジしています。
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ネットが発達する2000年までは、何かを調べるときには
人に聞く
図書館に行く
本を読む
などの手間暇が必要でした。
ネットが発達することで、情報を簡単に大量に手にすることができます。
それと同時に手間暇をかけなくなりました。
これによって、
情報を整理し、前頭葉に「情と一緒になった知識」として
「学習」させる機会は少なくなったと思います。
考えが浅い人が増えてきたのは、このようなことが背景にあると思います。
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