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【第733号】　 AQ（逆境指数）を知っていますか？

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IQはIntelligence Quotientの略で知能指数のことです。

100に近いところにたくさんの人が分布します。

70～130の間に95％の人が収まります。

EQはEmotional Intelligenceの略で心の知能指数と言えます。

解る様な解りにくいような、なんのこっちゃ？と私は思いました。

「自分の感情をうまく管理し、感情を利用する能力」

と言えば良いのででしょうか？

チームで仕事をするときに「何をするか」よりも「誰とするか」の方が重要です。

知識・経験といったスキル的な能力が高い人間ばかり集めても成果にならず、

好き嫌いという感情の対立がなかったり、

居心地の良いチームの方が良い成果を出す、

というGoogleで有名になった「心理的安全性の高いチームづくり」に

通じる考え方です。

さて、本メルマガのタイトルでもある

AQはAdversity Quotientの略で逆境指数と言います。

企業活動において、ストレスを感じないことはなく、

心が平穏であることの方が少ないかも知れません。

そんなときに、いつもと同じ様な質の仕事をするためには

「心の強さ」が重要となります。

そこで、逆境に陥った時のストレス耐性や心の強さを表す指標が

注目されるようになったのです。

AQには以下の4つの要素があり、逆境に対する反応が決まります。

Control：逆境をどうコントロールできるか？

Ownership：逆境に対して、どこまで責任を果たせるか？

Reach：逆境にひるむか？ひるまないか？ 逆境の影響を受けやすいか否か？

Endurance：逆境が長く続くと思うか？ 一時的だと思うか？　

この反応は5つのレベルであらわれます。

レベル1：逃避・・・逆境にあうと逃げ出すタイプ

レベル2：生存・・・なんとか生き延びることができるタイプ

レベル3：対処・・・逆境や困難に立ち向かい、対処できるタイプ

重なると落ち込んだり、逃避することがあります。多くがこのレベルになります。

レベル4：管理・・・逆境を管理し、解決するタイプ

大概の試練は乗り越えますが、重なると心理的な負担を苦痛に感じます。

レベル5：滋養・・・逆境をチャンスにできるタイプ

動じないどころか、逆境を栄養源にできます。

管理職で求められるのはレベル4以上です。皆様はどうでしょうか？

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