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【第742号】　恐怖本能に動かされない

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人には恐怖本能といものがあります。

昔は「地震」「雷」「火事」「親父」でした。

今は「親父」は外れて「テロ」「コロナ」「プーチン」などが加わるでしょう。

この恐怖本能ですが、自分が体験しなくても、人づてに聞いたり、映像で

先入していることも多くあります。

自分は体験しなくても、疑似体験で恐怖を感じる訳です。

ヤフオクやアマゾンのレビューも同じですね。

良い評価よりも悪い評価が気になります。

人の悪い購入体験が自分の疑似購入体験となります。

実は自分で意思決定していても、他人の影響を受けているということです。

結婚相手、就職先を決める時にも自分で意思決定する前に、

両親や友人の声で影響を受けることがあります。

これらの疑似体験は後悔したくないという気持ちがベースにありますから、

影響度は大きいです。

「とても良いよ～」よりも「これは辞めておいた方が良い」という意見に

耳を傾けがちなのは恐怖本能によります。

この恐怖本能は仕事においても出てきます。

未経験の事にガードすることがありますよね？

新しい職場、部署、仕事・・・

こういう新しいことにわくわくしか感じない人もいますが、

多くの人はわくわくと不安が共存しています。

わくわくも不安もまだ経験していないのに、それを感じます。

恐怖本能を取り除くとわくわくしか残りません。

恐怖本能は身体が予防線として、意識の中に生み出していることです。

これを知っておくと、恐怖を自分でコントロールすることができます。

重要なコントロールと思います。

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