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【第760号】 平日に釣りをする背徳感
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サラリーマンのときは有給休暇を取得して、
誰もいないフィールドで、好きなだけ釣りをしていました。
独立してからは、それができず、休日にしか行っていません。
たまに平日に行くときは、
仕事でご縁のある人と人間関係を深めるためや
情報交換のために行きます。
しかしながら、これは仕事の一部です(明らかに言い訳になっています)。
最近、無性に仕事に関係なく、平日に
完全に趣味として釣りに行きたくて仕方がありません。
その理由を考えました。
仕事をしていると好き嫌いを乗り越えて、
取引先、職場の仲間と人間関係を構築します。
嫌いな相手でも、苦手な人とでも、また
「アホか!」「いい加減にしろ!」「なんでやねん!」と思いながら、
へりくだった物言いで電話したり、メールしたり、報告したり、聞いたり、
取るに足らないことで、無意味な負の反応をしたり、言い訳をしています。
こういうしがらみに対応できるのが大人なのでしょうが、
ストレスをため込み、他人から見ると大変やな~と思ったり、
滑稽であったりします。
私が釣りに行く理由は、フィッシングそのものを楽しみたいというのが一番ですが、
しがらみから解放されたいという思いも強くあります。
誰もいない遠く離れた琵琶湖の北の奥で入水(ウェーダーという長靴を履いての釣り)
して、まだ夜も明けきらない、鳥のさえずりもない、湖面にルアーが着水する音しかない
状況に身を置くと様々なしがらみを忘れることができます。
誰にも遠慮せず、わがままに釣りをしている「素の自分」を実感できます。
ところが、陽が昇り、鳥のさえずり、車の走る音が聞こえてくると
現実に少し引き戻され、
今日の社員の仕事の内容や明日以降に指示しないとならないこと、
更には取引先の社員の方々の今日一日の仕事の事を考えます。
そして、自分は琵琶湖に浸かって、楽しい思いをしているのに
今日一日、みんな人間関係やしがらみに苦労するんだな~と
申し訳ない気持ち、すなわち背徳感が心に出てきます。
そう思ったら、その日はまず釣れません。
オン(仕事)とオフ(釣り)の集中力の境目が
背徳感でぼけてくるのだと思います。
故に背徳感無しの釣りを楽しみたくなるのです。
誰もがしがらみに苦労しながら、一所懸命働いています。
働くということは本当に大変です。
もし、仕事の中でしがらみを意識せずに、家族の様に、
自制はしながらもできるだけストレートにものを言える職場であったら、
とても居心地が良いでしょう。
googleの言う「心理的安全性の高いチームづくり」は本当に目指すべき姿です。
仕事に関して良いだけでなく、オフを満喫できるでしょう。
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の一部を共同で開発している株式会社長坂養蜂場様の社員さんは
ご主人と喧嘩したら、実家に戻らずに、会社へ行くと気が晴れるそうです。
会社が心の拠り所となっている証拠です。
素晴らしい経営とチームビルディングをされています。
もう一点お伝えしたいことがあります。
オフのときに背徳感を感じなくても良いようにするには、
自分が強くあれば、それができます。
背徳感は申し訳ない気持ちから出てきます。
それを感じなくても良いオフのときに感じることが弱い証拠でしょう。
オフはオフ、と完全に割り切れるようにオンに集中する、
これも重要です。
釣りをしているときにこんなことを考えているんですから、
僅かな魚のあたりを逃すんでしょうね。
釣れないはずです。
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