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【第773号】 七十の力が百五十にもなる~松下幸之助~
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松下幸之助氏ネタです。
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七十の力が百五十にもなる
今日大企業といわれる会社は、だんだんと官僚的になってきて、
百の力のある人を七十にしか使っておりません。
これは事実です。
そこの社長が非常に偉い人であっても、
やはり限界がありますから、
大会社になればなるほど、
一人あたりの力が低下するのが、これはもう原則ですね。
二、三十人から二、三百人という中小企業であれば、
その主人公の一挙手一投足によって、全部の人が働く。
七十の力の人が百五十にもなって働くのですよ。
だから、私は中小企業がいちばん強いということを知っている。
(昭和37年11月22日 東京経済同友会)
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高校や大学の同窓会で旧友と久し振りにあった際に、
一流企業に就職して、早期退職で中小企業に行って、
苦労している話をよく聞きます。
彼らは
「なんでこんなにすることがいっぱいあるの!」
という言葉をよく口にします。
また、
「まだ入社6ヶ月で仕事に慣れていないのに、責任を負うプレッシャー」
という事も言っていました。
中止業企業を転々とし、零細企業の経営者である私は
「なにのんびりしたこと言ってるの!」
と思います。
中小企業の従業員は氏が言われる百五十の力は出していないかも知れませんが、
自分がやらなかったら誰もやってくれない、といういつも追い込まれた気持ちで
百前後の力は出していると思います。
また、入社3ヶ月で不適正とみられると
正社員雇用されないかも?という危機感を持っていますので、
「慣れる」ではなく「馴らす」という気持ちも持っています。
日本の企業約360万社のうち、99.7%が中小企業であり、
全従業員数4,680万人のうち、68.8%が中小企業で雇用されています。
中小企業が輝けば、日本も輝きます。
大企業を中小企業が支え、大企業があるから中小企業が存在できます。
そこで働く従業員全員が、百前後の力を発揮すれば、
まだまだ日本は輝くと思います。
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