【第855号】 成長と人材育成
会社説明会の際に質問を求めると
御社は従業員の成長のためにどのようなことに取り組んでいらっしゃいますか?
というものがありました。
多くの説明会や面接時に同様のことを聞かれているでしょう。
私はこのときに殊更丁寧に説明します。
まず「成長」について。
成長とは自らの強みを活かすことであり
仕事とはその強みを発揮する機会であり
日々、実践で磨かれることで、自分らしい強みに鍛えられる
と説明します。
学生は学ぶ事が仕事でした。
バイトでも教わってそれを時間内に発揮しています。
バイトが終わって自己啓発しないとできないバイトは限られるでしょう。
「学ぶ」「教わる」がスタート地点にあります。
しかしながら、社会では
「学べない」「教わっていない」ことがスタートとなることが多々あります。
ですから、自分を成長させることができる仕事や会社は
「学べない」「教わっていない」ことを経験させてくれることが
永い人生において重要なのだ、と伝えます。
続いて「人材育成」について。
素材である「人材」を宝ものの「人財」にするか
そこにいるだけの「人在」となるか、更に悪い「人罪」となるかは
本人の意思によって決まってきます。
故に、優れた企業は「人材」を「人財」とするために
人が育つ土壌を作ることに懸命となっています。
研修機会を作る、学びを学びで終わらせずにOJT(On-the-Job Training)で
血や肉となるようにしている、評価制度や成長目標で到達点を具体的にかつ明確にしているなど
人に対するPDCAをとても大切にしています。
ところが、人材育成に熱心でない企業は、精神論が中心となり、
「一丸となってがんばれ」や「目指せ日本一」という気分高揚の標語が先行して、
具体性がなく、成長の成果も本人任せとなり、会社の要求に対して不足していると
「もっと頑張れ」「自己啓発が足らない」など責任を本人に求めます。
具体的な成長目標を本人と一緒に作り、本人のやる気を応援する土壌を作っている企業が
「成長」と「人財育成」(←材ではなくここでは財)に熱心と言えます。
そもそも企業が本人の意思に反して成長を約束などできるものではありません。
成長は常に本人の自己啓発と思いによってのみ可能となります。
企業はその後押しをするのみです。
新卒に限らず、キャリアも既存社員も同じです。
能力開花は与えられるものではなく、自分から開くものです。
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