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【第886号】 会社説明会で見せるべきもの

【第886号】 会社説明会で見せるべきもの

 

合同説明会等で多くの企業が

経営理念、会社概要、会社沿革、事業内容、技術やサービス力といった

ホームページを読めば解ることを中心に説明している様に感じます。

これって学生が聞きたいことなのでしょうか?

説明会は生身の企業に向き合える最初の機会です。

この印象が良くなければ、次のステップには繋がりません。

上記の様なホームページに書かれていることではなく、

会場でしか感じ取れないことを中心に伝えるべき、と思います。

次のステップに繋げるために、説明会で伝えることは以下の様なことでしょう。

1.トップがもっている信念

会社経営への信念やトップの人生観。

会社設立の思いや愛すべき従業員への思いなど。

2.従業員が醸し出す社風

社風は職場に行って多数の従業員を見ないとわかりません。

会社訪問時に会議室や応接などで接するのみで、

従業員が働いている場の見学をさせていない企業があります。

学生は自分が働く場所がどんな空気感なのかを知りたいはずです。

合同説明会でそこを伝えるのはなかなか難しいので

是非、来社していただき「社風」を見て欲しいと伝えるべきです。

3.従業員の笑顔

学生はあまり目にしないと思いますが、合同説明会の準備の段階で

設営スタッフに笑顔がなく、黙々と作業をしている企業があります。

逆に年配の人と若い人が和気あいあいと設営している企業もあります。

私は後者の方が社風が良いのでは?と感じます。

学生は緊張しています。

その緊張をほぐさないと心を開いてくれないでしょう。

そのきっかけは目の前にいる担当者の笑顔ではないでしょうか?

作り笑顔ではなく、合同説明会に来てくれて、

自社ブースに立ち寄ってくれた感謝の気持ちを笑顔で表して欲しいと思います。

4.採用への本気度

合同説明会で人事管理職と応援スタッフという

最少人数で参加されている企業があれば、

社長他、多数のスタッフが同席している企業もあります。

どうみても後者の方が採用に力を入れていると見えるでしょう。

それなりの中堅企業でありながら、社長が熱弁を奮い、

それへスタッフが頷いている姿を見れば、自ずと社風が推測されます。

ここで重要なのはスタッフが笑顔で時に緊張して、

社長の熱弁に耳を傾けていることです。

「一体感」や「安心できるチーム」を感じてくれるでしょう。

5.任せられている姿

4では社長が熱弁を奮っている姿と書きましたが、逆の例です。

こちらも重要です。

入社一年目や二年目の若手が説明会でプレゼンをしている姿を見ると

この会社はチャンスを与えてくれる社風なのだと伝わります。

この時に社長が学生の後ろくらいに立っていて、

「本日はみなさんの後ろで社長が私たちを見守ってくれています」と

アナウンスすると「任せる」と「採用の重要性」の両方が

学生に伝わります。

6.学生を下に見ない

採用する側に立つと上から目線になりがちです。

学生に選ばれる側にあると思うとそのような目線にはなりません。

数あるブースの中から選んでくれた「お客様」と思うべきです。

また、後輩と思うと上から目線になりがちです。

未来の幹部候補生と思い、会社の未来を背負ってくれる大切な仲間と思いましょう。

これをしっかりと自分に刷り込めば、言動がそのようなものとなります。

そうすると学生は「大切にされている」と感じてくれる筈です。

学生が知りたいのは企業情報ではありません。

居心地の良い空間で自分の個性を発揮でき、

自分の人生がこの企業でどんな風に輝くか?

これを知りたい筈です。

これらは「社風」が作り出してくれます。

社風は社長が作りたくても作れません。

従業員の心や意識が作りだすのが社風です。

その社風を言葉として伝えてもなかなか届きません。

そこで、上記の様に、

企業や社長、そこで働く従業員の「心」を見て貰うことが重要となります。

 

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