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【第92号のテーマ】 渋沢栄一の格言五則 その3
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「日本を代表する事業家 渋沢栄一」の「論語と算盤」の
巻頭にある「格言五則」その3を紹介いたします。
言不務多。而務審其所謂。(原文は大載記)
言は多きに務めず。其の謂(い)う所を審(あきら)かにするに務む。
言葉は多ければ良いものではない。
その目的、趣旨を明らかにすることが大切、という意味です。
サラリーマン時代に朝礼で社長が1時間近く話をする日が数多くありました。
1時間も聞いていると集中力が無くなるのは当然の事で、
はやく終わって欲しい
座りたい
はやく営業に出たい
と話を聞くどころが、否定感がいっぱいになります。
これでは、何のため、誰のための社長訓示なのか!
という事になります。
それが解っていても、いざ自分が外部役員として朝礼で話すときには
伝えたいことが多すぎて、あれもこれも話してしまいます。
話すことを選択し、集中して話さないとならない、といつも反省しています。
ですが、機会が頻繁にある訳ではないので、ついつい長くなります。
一回の話を短く、回数を増やすべきなのでしょうね。
そう考えて調べてみると、
テレビのニュースは1分10秒~1分30秒を目安にしていることが解りました。
70秒の法則
というらしいです。
これ以上時間をかけると視聴者は長すぎて興味を失い、
これ以下だと理解が足らない(伝わりきらない)そうです。
ニュースに限らず、日常の中でもとても参考になります。
自分の話を集中して聞いてもらいたいのなら、
ひとつのテーマを70秒前後で話せば良い、となります。
70秒は短く感じます。
特に人前で話すと70秒はすぐに過ぎます。
ですが、沈黙の70秒はとても長く感じます。
要は70秒をどう扱うか?
ということになります。
70秒の中に、思い、目的、趣旨を織り込みながら、
伝えて行く。
難しいと思いますが、挑戦したいと思います。
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