【第923号】 プロセス・ゲインを得るためにどうするか?
【第922号 リーダーの仕事はプロセス・ゲインを得ること】
https://km.kando-m.jp/news/mm922/
の続編になります。
プロセス・ゲインを得ることができる組織開発は
「GRPI(グリッピー)」という考え方で行うと良い、とされています。
G:Goal(目指すべきゴールの姿、あり方、方向性)
R:Roles(誰が何をするか)
P:Processes(計画、戦術、手順、ワークフロー、ルールなど達成の仕方)
I:Interpersonal Relationships(相互の人間関係性がある)
それぞれの頭文字をとり、GRPI(グリッピー)と呼びます。
Goalが一番上で、Interpersonal Relationshipsが一番下のピラミッド構造です。
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Goalである目標を明確にし、それをクリアするための人材配置を行い、
達成するための手順をどう踏んでいくかを決定し、
心理的安全の高いチームにおいて、互いを信頼し、互いの発言を尊重しながら
コミュニケーションをはかって、よりよい成果を出す
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このような流れになります。
Googleも大切にしている心理的安全性の高いチームが
一番下で全体を支えるイメージです。
ここが不安定だとゴールに辿り着けません。
このピラミッド構造で最高のプロセス・ゲインを得るためには、
どこのプロセス・ロスを無くすかが重要となります。
R:Roles(誰が何をするか)
P:Processes(計画、戦術、手順、ワークフロー、ルールなど達成の仕方)
ここですね!
プロセス・ロスは
「発言ブロッキング」と「フリーライダー効果」が悪影響を与えます。
「発言ブロッキング」とは、発言を控えることですが、
私の立場で言って良いものだろうか?
的外れだったらどうしよう・・・
発言したら、わかっていないと言われるのも嫌だ
上司が今日は厳しい顔をしているから、触らぬ神に祟りなしだなぁ
会議時間が押してるから言わない方がいいだろうな~
このような心理から出てきます。
皆さんもご経験ありますよね。
「フリーライダー効果」とは、他人に乗っかることです。
私が言わなくても誰かが言ってくれる
あの人の意見に近いからいいかぁ~
といったことです。
目標が明確になっていても心理的安全性の高いチームでも上記の現象は生じます。
この二つの現象を解決することを会議の主催者や司会者は考えないとなりません。
例えば、
会議時間に余裕を持たす
若い人から発言させ、その発言に対して意見交換をする
勇気を持って行った発言に対して、その内容に賛同できなくても行為を称賛する
これらを行うと「発言ブロッキング」と「フリーライダー効果」が少なくなり
プロセス・ゲインが増えるでしょう。
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