【第966号】 社長は心の中を見せるな
従業員から見ると
「社長が何を考えているかわからない」
と感じる会社があります。
私は大いに結構なことだと思います。
ネッツトヨタ南国の横田さんは、
「社長が何を考えているか従業員がわかるようだったら、社長として価値が無い」
と言われています。
韓非子にも
「君主が好悪を見せなければ、臣下はその生地を現す。
臣下が生地を現せば、君主は目をくらませれることがない」
とあります。
意味は結構深いです。
君主が心を見せないと臣下はありのままを見せるが、
君主が心を見せるとそこにおもねり、
君主が気に入るように見せかけたり、
君主が気に入らないことを隠したりする。
逆に君主が好むことを知っているとそこを誇張して見せたり、
そこだけを報告して喜ばせたり、気に入られようとする。
要は何を考えているかが部下にわかれば、
部下は忖度してくるということです。
更に、それにより
部下の能力を正確に把握できなくなり、有能かどうかを見極められなくなります。
忖度していると自分の能力の発揮が不自然になるということです。
これは雇用する側もされる側も良くありません。
社長が心の中を見せないことで、社長と社員の間に距離感や溝を感じるかも知れません。
しかしながら、社員を大切に思わない社長は極めて少ないので、
距離感=愛情の大小ではないことを知っておくべきです。
心を見せないことが真の愛社精神なのかも知れません。
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