【第1,021号】 人間のDNAは個性に使われる ~上司が知っておくべき脳科学の事実~
人間には無限の可能性がある、って言葉をよく聞きます。
その根拠は、
「人間は潜在能力の5%しか使っていない」
という脳科学研究成果が信じられているからでしょう。
確かに人間には無限の可能性があるように思いますが、
運動が苦手な人がオリンピック選手の様に運動ができるのか?
どうしようもない音痴の人が訓練で絶対音感が身に付くのか?
というと甚だ疑問です。
実際のところ、人間の脳はどのように能力を使っているのでしょう?
気になったので、調べて見ました。
以前より、紹介しています 稲垣栄洋氏の
「はずれ者が進化をつくる ~生き物をめぐる個性の秘密~」
に(私好みの)バッチリな答えがありました。
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98%のDNAの役割
目が二つあって、手足が二本ずつあるといった人間の体を構成する情報は
すべて体の設計図であるDNAの中に記されている。
しかしながら、手足のような誰にも共通する
人間の基本的な体を構成するのに必要なDNAはわずか2%である。
では残りの98%は何に使われているのか?
最近の研究で判明してきたのは個性に使われていることが明らかになってきた。
目が二つある、手足が二本ずつあることよりも個性が重要だということです。
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DNAでは「98%は個性に使われる」設計図を持っています。
しかしながら、個性を発揮していない人は多いです。
何故でしょうか?
上司が発揮させていない!
これに尽きます。
部下の個性を伸ばしていない人が多いということです。
それどころかDNA的に弱いこと、即ち苦手なことをやらせて
ダメ出しする人が多くいます。
能力を発揮させていないのは、部下の脳を活用させていない上司なんだ!
と反省してください。
DNAにイキイキと仕事をさせてください。
それには部下の強みを伸ばすこと、部下が楽しんでやれること
それを作ってあげることです。
こういうことを言うと決まって、
仕事には嫌々でもやってもらわないとならないことがある
と言う人がいます。
もちろんです。
そんな仕事を嫌々やらせている状況を作っているのは上司です。
嫌々でも苦手でも、仲間のために、大好きな会社のために、お客様のために
「何とする!」と思ってくれるようにすべきなのは上司です。
人のDNAのダメ出しをする前に自分のDNAをしっかりと使いこなせ!
と言いたいものです。
しかしながら、押さえておくポイントが一つあります。
部下が自分のDNAを発揮できる場所で働いていない
ことです。
運動が苦手なのに運動が必要な仕事
音楽が苦手なのに音楽センスが必要な仕事
こういうことになるのは、採用時のマッチングミスです。
素晴らしい人であってもDNA的に合わない人は採用しては駄目なのです。
それを「人は変われる」と思って採用するからお互いが不幸となります。
見るべきことはDNAです。
その人の今日までの履歴は必ずDNAで作られています。
自己開示や自己観照をすることで、DNAはおぼろげですが見えてきます。
自己開示や自己観照のやり方に興味がある方はメールをいただければ、
お教えいたします。
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