【第1,191号】 心の枷を解き放つ
柳田邦男先生の文章に「禅僧が女人を抱えて川を渡るとき」というものがあります。
どの本に書かれていたかは覚えていませんm(_ _)m。
内容は以下になります。
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二人の僧が川を歩いて渡ろうとしていました。
その際、一人の見知らぬ女性も川を渡りたいのに渡れないと困っていました。
僧の一人は、見かねて彼女を抱いて川を渡り、女性を対岸で下ろしました。
二人の僧は先に進みますが、女性を助けなかった僧がおもむろに口を開きます。
「お前は僧侶として、女性に触れてはいけないという戒めを破って
抱いても良かったのか?
あの女性が助けを必要としていたのは明らかだったとしてもだ」
すると、女性を助けた方の僧はこう答えます。
「たしかに俺はあの女性を抱いて川を渡ったが、
渡り終わった後に彼女をそこに置いてきた。
しかし、お前は、まだあの女性を抱いているのか?」
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「お前は、まだあの女性を抱いているのか?」
という言葉は、女性のことにとらわれている心のことを言っています。
「とらわれているのはお前だよ!(=戒めを破っているのはお前だよ)」
ということです。
人としてすべきことを自然にとった僧
戒めを守るあまり、それにとらわれて僧としてすべきことができなかった僧
このような対比は私たちの周囲にもときおり目にします。
「こうすべきだ」
という「とらわれ」ですね。
それを人に強要する人もいます。
環境活動の一部の人はそうだったりしますよね?
また宗教上の理由で、手術や輸血が必要だってもそれを拒否して、
子供が亡くなるというようなこともあります。
正義感に基づいた行動は称賛されるべきですが、「とらわれ」も行き過ぎると
状況によっては危険を伴ったり、かえって逆効果になる場合もあります。
「こうすべき」ということに難しい顔をしてとらわれずに
「こうした方がいいよね~」というレベルで笑顔で取り組めば良いのでは?
と思います。
独り相撲になって、自壊しても意味がありません。
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