【第1,207号】 エンゲージメントを高めるマネジメント術~部下を責める「後出しじゃんけん」をやめよう~
社員や部下指導において「後出しじゃんけん」の人が非常に多いと思います。
私はそれが嫌で退職しましたが、
私のご縁のある企業(=残念ながら顧問先も含めて)でも見かけます。
ここで言う「後出しじゃんけん」とは、
「なんでそんなことになったんだ」
「なんで先に相談しなかったんだ」
「ぜんぜん、解っていなかったんだな」
このような言葉が上司から出ることを言います。
私は、これらの言葉を言わずに済む状態を作るのが「マネジメント」であり、
上司の「存在意義」だと思っています。
ですから、起こしそうなミスを見逃していた自分を責めたことはありますが、
部下が起こしたミスを問い詰めたことはありません。
マネジメントは「エンゲージメント」とよく言われますが、
「なんでそんなことになったんだ」
「なんで先に相談しなかったんだ」
「ぜんぜん、解っていなかったんだな」
と口にする(=思うことも含む)上司とエンゲージメントできるでしょうか?
ご自身の発言を少し振り返ってください。
【第1,202号 Team Managerで実現する「オフィスレス」営業の未来】
https://km.kando-m.jp/news/mm1202/
この号で、Team Managerを使えば、
営業形態にもよりますが「オフィスレス」も可能となります、
営業のオフィスは「自宅」であったり出張先の「ホテル」になります、
とお伝えしました。
このときに注意すべきが
上記のような「後出しじゃんんけん」にならないようにすることです。
毎日顔を合わせていても、報告漏れやうっかりがあります。
オフィスレスになると更に増えそうです。
でもTeam ManagerのSFAには対策が施されています。
まず日報の入力項目に
1.「今日やったこと」
2.「明日完了すべきこと (S:最重要 A:重要 B:通常 C:隙間時間で処理)」
3.「明日着手すべきこと (S:最重要 A:重要 B:通常 C:隙間時間で処理)」
4.「よかったことや気付き、所感」
5.「問題点と対策」
6.「備忘録」
があります。
2の「明日完了すべきこと」に指示やすべきことの抜けがあれば、
それが抜けていることをコメントで喚起できます。
また上長は「最重要」と思っていても部下が「通常」と思うこともあります。
それについても是正することができます。
3の「明日着手すべきこと」も同様です。
こちらは「そろそろ手を付けないとやばいよ」ということです。
ここ数日の日報に着手すべきことが未着手であれば、ここで喚起すれば良いでしょう。
5の「問題点と対策」ですが、
ここに書くべき問題が発生しているのにそれが未記入であれば
「書くべきじゃないの?」と指示をすれば気づいてくれます。
6の「備忘録」は、一度ここに記入すると「削除」しない限り、翌日に繰り越されます。
備忘録として使うだけでなく、中長期にわたる「心掛け」などを記載する人もいます。
営業車両をよく擦るような人がいれば、
「備忘録に前後左右に注意して運転と書いたら?」と指導すれば良いでしょう。
これら以外にも「商談履歴(=商談内容は自動的に日報に反映されます)」には、
その商談(=お客様からのご要望を含む)に対して
「対応内容(=対応予定)」を記載するようになっています。
この対応内容に対し、上司、同僚だけでなく、他部署からも助言をすることができます。
もし、対応内容に抜けがあっても
「なんでそんなことになったんだ」
と上司に詰められることはありません。
上司こそ「抜けを見落としていて申し訳なかった」と頭を下げることになります。
こういうマネジメントをしていれば、エンゲージメントは高まると思います。
私はこの「後出しじゃんけん」しない仕組みを作りたくて、ここにこだわって開発しました。
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