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【第1,216号】戦略的棲み分けでナンバー1を目指す!~ゾウリムシが教えてくれる成功の秘訣~

【第1,216号】 戦略的棲み分けでナンバー1を目指す!~ゾウリムシが教えてくれる成功の秘訣~

 

【第1215号 オンリー1か、ナンバー1か】

https://km.kando-m.jp/news/mm1215/

この号でゾウリムシの生存競争を事例にして

「ナンバー1しか生き残れない」ことをお伝えし、

「ベンチャーがナンバー1になるにはどうすれば良いか?」を

別のゾウリムシに教えて貰いましょう、と締めくくりました。

本日はその別のゾウリムシのお話です。

皆さんもご存知のように、自然界にはたくさんの生き物がいます。

アフリカには、王者「ライオン」を始め「チータ」「ヒョウ」等の肉食動物、

「ゾウ」「キリン」「シマウマ」等の草食動物もいます。

もし、ナンバー1の生き物しか生き残れないとすれば、アフリカには

「ライオン」しか生き残れないことになります。

でも実際は違います。

何故、様々な動物が生き残れるのか?

これを1215号で紹介しましたソ連の生態学者であるゲオルギー・ガウゼが

違うゾウリムシの実験で明らかにしました。

ガウゼはゾウリムシとヒメゾウリムシで実験をした後、

ゾウリムシとミドリゾウリムシという違う種類のゾウリムシで実験をしました。

ゾウリムシとヒメゾウリムシの組み合わせでは、ヒメゾウリムシのみ生き残りましたが、

今回は一つの水槽の中で共存できました。

何故、できたのでしょうか?

実は、ゾウリムシとミドリゾウリムシは生態系が違っていました。

ゾウリムシとヒメゾウリムシは、水槽の上の方で生きており

浮いている大腸菌をエサにしていたため、苛酷な競争が発生し、

ゾウリムシは駆逐されましたが、

ミドリゾウリムシは水槽の底の方にいて、酵母菌をエサにしていたため、

競争が生まれなかったのです。

これが「棲み分け」という生き方です。

ヒメゾウリムシは水槽の表層部分でナンバー1となり

ミドリゾウリムシは水槽の底部分でナンバー1となりました。

アフリカの草食動物も同様に棲み分けをしています。

首の長いキリンは樹木の高いところを食します。

シマウマは1m~1.5mあたりの草や木の葉を食します。

小さなトムソンガゼルは地面に近い草を食します。

このように1本の木であっても、ゾウリムシと同じように棲み分けができている故に

生き残ることができるのです。

すべての生き物は棲み分けをした結果、生き残ることができました。

その数はなんと約175万種になります。

その全てが生き残ったオンリー1であり、ナンバー1なのです。

起業したばかりのベンチャーも同様と考えましょう。

ゾウリムシはヒメゾウリムシの餌場に首を突っ込むと負けました。

しかしながら、ミドリゾウリムシとは棲み分けできました。

このように棲み分けできる餌場(=市場)に参入すれば、

オンリー1となり、ナンバー1になれます。

すなわち「何を持って(=製品・サービス)参入するか」よりも

「どこに参入するか」がナンバー1の重要なポイントと言えるでしょう。

 

 

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