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【第1,250号】 従業員と会社のエンゲージメントを高めるために必要なこと

【第1,250号】 従業員と会社のエンゲージメントを高めるために必要なこと

 

従業員の心が会社から離れている、と経営者が感じることがあります。

業績不振、連続赤字、ミスクレーム増、顧客離れ、経費削減、退職者増・・・

これが続くと、従業員の顔から笑顔が消え、

従業員と会社には大きな溝を感じることになります。

経営者は常に、従業員と会社のエンゲージメント(=深い繋がりや絆)を

高めたい、と思っています。

では、どうすればエンゲージメントを高めることができるのでしょうか?

経営者にとって、自分の会社は大切ですから、

会社とのエンゲージメントは基本的に高いものです。

ところが従業員と会社のエンゲージメントは動的です。

仕事の難易度や成果だけでなく、賞与や昇給によって、

モチベーションが上がったり、下がったりします。

しかし、それ以上にモチベーションに影響を与えるのは経営者です。

従業員と会社のエンゲージメントが下がっているときは、必ず、

従業員と経営者のエンゲージメントも下がっているはずです。

経営者が、従業員の仕事ぶりや成果へ不満を感じ、それを口にすることがあります。

そうなると、従業員はすぐにマイナスの影響を受けます。

従業員はいつも「自分は一所懸命やっている」ことが前提としてあるからです。

それが認められない、批判されるから、エンゲージメントが下がるのです。

これでは、業績が悪くなっても叱ることができません。

ではどうすれば良いのでしょうか?

常日頃から、従業員と経営者のエンゲージメントを高めることです。

一番重要なのは「大切にされている」と思われることでしょう。

仕事ができる、能力があるから会社にとって大切ではなく、

その人がその会社に入社してくれたことが大切なこと

その人自身の存在が大切である

その人が自社を選んでくれたことがありがたい、

と思うことです。

それが根底にあると、苦言が批判でなく、激励に聞こえてくるのです。

会社が従業員に「機能」を要求すれば、従業員は「機能」を提供します。

会社が従業員に「愛」を提供すれば、従業員は「愛」を持って報いてくれます。

会社経営を「従業員への愛」を軸にする。

これにより、従業員と会社のエンゲージメントが高まります。

 

 

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