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【第1,356号】 感情のあり方が未来を変える~ファミレスでの気付き~

【第1,356号】 感情のあり方が未来を変える~ファミレスでの気付き~

 

「人の振り見て我が振り直せ」とは、よく言ったものだと感じます。

先日、ファミレスで食事をしていると両隣が家族連れでした。

右テーブルのお母さんは、

お子さん(=幼児です)が食事をポロポロテーブルや床にこぼす度に

いらいら口調で叱っています。

お子さんもあまり美味しそうではありません。

押し黙ったまま、一所懸命にスプーンを口に運んでいます。

その上、お母さんは自分達の食事が終わると「さっさと食べや!」と言っていました。

左のテーブルのお子さんも右テーブルと同じくらいの年齢と思いますが、

こちらのお母さんは、こぼそうがゆっくりとしてようが何も言いません。

お子さんは両親に食事の感想を伝えているのでしょうか、

何やら言いながら、笑顔で味わっています。

お母さんは食べ終わった後に

「美味しかったね~」と満面の笑顔と少し大きめのハイトーンで言った後、

こぼれた食事の後片付けを何も言わずにされています。

そんなお母さんを見た子供は、イスから滑りおりてテーブルの下に潜り込み、

落ちたご飯を拾っていました。

右テーブルの家族は、そのまま席を立っていきました。

どちらのテーブルの子どもと家族が幸せだろうか?

明確だと思います。

右テーブルのお母さんは、常にマイナス感情をむき出しにしている印象です。

左のテーブルのお母さんは

食事中は温かく見守り、食後にプラスの感情で包み込むような印象です。

両方のテーブルを見て、

「感情のあり方が行動を決定づける」

のだと感じました。

さて、自分達に目を向けてみましょう。

経営者や管理職は目標未達に終わりそうなときに

「マイナスの感情を部下に向けていないでしょうか?」

それでやる気が出るでしょうか?

仕事をしていて楽しいでしょうか?

ワクワクするでしょうか?

月曜日の朝に出勤することが楽しみでしょうか?

否だと思います。

「未達で良い」と言っているのではありません。

感情の出し方を考えるべきと思うのです。

大谷選手は、ここぞという場面で打席に入るときは、極めて冷静な様子を見せます。

そこでタイムリーなヒットを打つと塁上で「激情を発します」。

三振や凡打のときは、バットを叩きつけない分、自分自身に怒りをぶつけていると思います。

ファミレスでの家族や大谷選手を見ていると

感情を出して良い瞬間とダメな瞬間があることに気付きます。

感情を出すべきは、結果が出る前ではなく、結果が出た後です。

達成すれば、双方が喜び、未達であれば双方が悔しがる。

結果が出たあとの感情は未来に繋がるパワーとなります。

結果が良い場合は「次も狙う」となるでしょうし、

悪ければ「次こそ絶対!」となるでしょう。

結果が出る前の感情はブレーキとなりがちですが、

結果が出た後の感情はアクセルになる…..そんな印象です。

 

 

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