【第1,379号】 内向型と外向型~脳の仕組みが導く最適なリーダーシップ~
【第1,314号「外向的」から「内向的」へ~人材観の転換が組織を変える~】
こちらの続編となります。
内向的な人には 「深く考え、計画し、集中できる」という長所があります。
外向的な人には 「素早く反応し、人と関わりながらエネルギーを生み出す」という長所があります。
どちらのタイプも企業には必要であり、それぞれの強みを生かすことが大切です。
皆さんはどちらのタイプでしょうか?
私は、ホームセンターや広告業に携わっていた頃は外向的でしたが、
コンサルタントになってからは内向的に変化したようです。
最近は年齢の影響なのか、体力的にも精神的にもより内向的になったように感じます。
内向的か、外向的かを決めるのは脳です。
内向的と外向的では、ドーパミンとアセチルコリンという二つの神経伝達物質の影響が異なります。
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■ドーパミン(刺激を求める作用)
・外向的な人は、ドーパミンの分泌が活発で、強い刺激を好む傾向がある。
・社交的な活動やリスクを取る行動が、快感を生み出す。
・人と話したり、新しい経験をすると「もっとやりたい!」と感じる。
・内向的な人は、ドーパミンに対する感受性が高いため、刺激が少なくても十分に満足できる。
・刺激が強すぎると疲れやすい(人混みや長時間の会話でエネルギーを消耗しやすい)。
・落ち着いた環境や一人の時間でリフレッシュする。
■アセチルコリン(内省を促す作用)
・内向的な人は、アセチルコリンが活発に働き、静かな環境で深く考えることに快感を覚える。
・物事をじっくり分析したり、一人の時間を楽しむのが得意。
・外向的な人は、アセチルコリンよりもドーパミンを求める傾向が強く、
刺激がないと退屈しやすい。
※ChatGPTの情報です
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私が内向的になったのも、年齢による思考やライフスタイルが変化が影響し、
結果的に神経伝達物質の量が変わった、と推測できます。
また、脳の活動領域の違いも影響することを
アイオワ大学のデブラ・ジョンソン氏らの研究で明らかになりました。
内向的な人の脳は、情報処理に脳の内側(前頭前野・海馬・側頭葉)が関与し、
計画・思考・記憶に関連する領域が活発化します。
逆に、外向的な人の脳は、脳の外側(扁桃体・島皮質・前帯状皮質)活発になり、
感情・報酬系・社会的行動を司る領域が関与することが判明しました。
さらに、自律神経の違いも重要です。
内向的な人は、リラックスに繋がる副交感神経の働きが重要です。
外向的な人は、興奮に繋がる交感神経の働きが強いです。
内向型の人が多い場で、外向的なリーダーが檄を飛ばすと逆効果になるので、注意が必要です。
逆に、外向的な人が多い営業会議で、内向的なリーダーが
静かに目標達成の重要性を説いてもチームに大きな変化は生まれません。
リーダーシップを発揮する上で、自分と部下がどちらのタイプなのかを把握し、
相手に合わせる努力をすることで、チームの成果は大きく変わります。
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