現場力MAXメルマガ

【第1,394号】 知足者富と物欲のはざまで

【第1,394号】 知足者富と物欲のはざまで

 

私の机には「知足者富」という言葉が貼ってあります。

ちそくしゃふと読みます。

中国の古典『老子』に由来する言葉で、「足るを知る者は富む」という意味です。

これは、自分の持っているもので満足できる人こそ、

本当の意味で豊かであるという考えを表しています。

「あれもほしい」「これもほしい」という物欲の固まりである私にとって、

とても重要な教えでありながら、いまだに身に付いていません(タメイキガデマス)。

『老子』(道徳経)第33章には、以下の一節があります。

**********************************************************************

知人者智,自知者明。勝人者有力,自勝者強。知足者富,強行者有志。

人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり。

人に勝つ者は力を有す、自らに勝つ者は強し。

足るを知る者は富み、強行する者は志を有す。

**********************************************************************

「知足者富」は、物質的な豊かさだけを指すのではなく、心の在り方を重視した言葉です。

どれだけモノや財産を持っていても、

「もっと欲しい」「まだ足りない」と満足できなければ、常に不足感を抱えます。

逆に、モノや財産が少なくても「これで十分だ」と思える人は、

心が満たされて幸福でいられるのです。

私は自分自身の物欲のあまりの高まりに、

一時期、心理学的・精神医学的な症状を疑いました。

以下のような症状があるようです。

1.ホーディング(Hoarding:ためこみ症)

「ためこみ症」または「強迫的ホーディング」と呼ばれる心理的な状態で、

不必要なものを過剰に収集し、それを捨てられない症状です。

収集したモノが安心感を与え、失うことへの恐怖から手放せなくなります。

ゴミ屋敷となる人の場合は、これがあてはまるのかも知れません。

私の場合、これではないと思います。

2.買い物依存症(Compulsive Buying Disorder)

物を買うことで一時的な幸福感を得るものの、時間が経つと満足感が薄れ、

また買い物を繰り返す症状です。

衝動的に買い物をし、金銭的・生活的に問題を引き起こすこともあります。

ドーパミンの影響で、買い物が「報酬」として脳に刻まれます。

私の場合、衝動的な買い物はしないので、これでもないと思います。

3.所有欲(Materialism)

「物質主義」とも訳され、モノを所有することで自己価値を感じたり、

満足感を得たりする心理的傾向です。

社会的な地位や成功を示す手段として、物の所有が重視されることもあります。

私はバス釣用のタックル、ギター、カメラ、レンズなどが並んでいると嬉しくなります。

幼い頃には、何も買って貰えないことがすごく辛かったものです。

バンド活動をしていた頃、バンド仲間からギターを借り、エフェクターも友人から借りていました。

リードギターでありながら、自分の持ち物はピックだけ!

母親はコンサートホールに足を運び演奏を聴いてくれたものの、

エレキギターを買ってもらうことは叶いませんでしたヾ(`ε´)ノ。

そのトラウマがあるのだと思います。

こういう私ですが、単なる物欲というよりも、

「価値のあるものを大切に所有する」

「機能美を感じるモノを所有する」

これらを重視しているので、物質主義の中でも、単なる消費ではなく、

コレクション志向の所有欲(Curated Materialism) 、すなわち

「こだわりを持って選び抜いたモノを所有し、愛着を持つ」

これだと思います。

4.ノスタルジック・コレクティング(Nostalgic Collecting)

過去の思い出や感情を大切にするあまり、モノを集めることで心が満たされる状態です。

特に、子供の頃に持っていたものや思い出の品、別れた恋人に貰ったモノを捨てられないケースがそうです。

これでもないですね。

「知足者富」に話を戻します。

物欲や競争の激しい現代社会では、「もっと稼ぎたい」「もっと成功したい」と考えがちです。

しかしながら、それが幸福に直結するとは限りません。

シンプルな生活や、感謝の気持ちを持つことで、

心の平安や充実感を得ることができるという教えと思います。

私が言っても説得力はありませんが・・・(ToT)。

持っているもので満足できる人こそ、真の意味で豊かである、という教えと理解しています。

モノの多さや財産の有無ではなく、心の充足こそが本当の富ということです。

この教えはモノや財産に限らず、人と接するときも同じと私は考えます。

長所(今持っているもの)に目を向けず、

短所(足りないもの)をなんとかして欲しい、と考えてしまうことはありませんか?

足るを知る者は富むのですから、不足を求める者は企業経営も貧しくなる、

ということになりませんか?

 

★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★

本ブログはメルマガで配信されます。

ご希望の方は下記の登録フォームをご利用下さいませ。

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg

★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★

 

☆★☆★☆★「オールインワン」コンサルティングのご案内☆★☆★☆★

●「経営者のメンター」
●「経営戦略の立案とその実行サポート」
●「成果に直結する管理職のマネジメント及びチームビルディング能力向上サポート」
●「働きがい、やり甲斐に繋がる組織・風土及び社員の人格作りのサポート」
●「営業やマーケティングの成果倍増アドバイザー

これらが一つになったコンサルティングメニューがスタートしました。
これによって、御社の現場力を倍増させ、人財育成と業務成果を高めます。

また、上記から、重要度の高いものを選択して、経営改善するコースもあります。

詳しい内容は下記をご覧下さい。

https://km.kando-m.jp/consulting_price/

PAGE TOP