【第1,450号】 素直に学ぶということ 〜松下幸之助翁が教えてくれた姿勢〜
幼い頃、母からは「素直になりなさい」とよく言われ、
先生からは「素直に聞きなさい」と諭され、
先輩からは「素直じゃないから、お前にはもう教えてやらない」とまで言われた私です。
そんな私の愛読書が、松下幸之助翁の
『素直な心になるために』というのだから、笑っちゃいますよね。
この本に出会ったのは、コンサルタントとして独立して数年後、
師匠である臥龍さん(https://e-garyu.com/profile/)から
多くのことを学んでいる最中のことでした。
ところが当時の私は、教えを“選り好み”して受け取っていたのです(イマモダロウ)。
横で見ていた先輩に、
「苦労して会得されたノウハウをタダで教えてくれてるんだから、もっと素直に受けとめたら?」
と言われ、「ハッ」としました。
そもそも私は“素直”に育ってきたわけではないので、
「素直」という言葉の意味すらわかっていなかったのだと思います。
そこで本屋で手に取ったのが、松下幸之助翁のこの一冊です。
たくさんの学びがありましたが、特にふるえたのは次の一文でした。
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素直とは、従順であるだけでなく、力強く積極的なこと
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私は“素直になれない”のは、反抗心のせいだと思っていました。
でもそうではなく、「弱く消極的だから素直になれなかった」・・・・・・
この事実に気付かされたのです。
以降、私は少しずつ素直になれています。
成長できた大きな一文をご紹介します。
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素直な心というものは、全てに対して学ぶ心で接し、
そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心である。
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諸先輩、本、自然……学びのヒントはどこにでもあります。
それらを“学びの入口”として気付けるかどうか?
それが、人生を変える分かれ道になるのだと思います。
昨日と今日のわずかな違いに気付けるようになると、
部下や仲間の仕事ぶり、日報の内容や言葉の選び方、メールや業務依頼への遅延など・・・・・・
それらの中に「あれ?」と違和感を感じることが増えてきました。
それに気付くことで、ミスやトラブルを未然に防ぐこともできました。
この「気付き」の力こそ、素直な心を持っているかどうかで、まったく変わってくるのだと思います。
なぜなら、素直になると物事をフラットに見つめることができるからです。
「バイアス」を無くすことで、小さな変化にも敏感になります。
また、素直な人は相手の言葉や出来事に対して、
「学ぼう」「受け取ろう」とする構えができています。
その構えがあるからこそ、小さな変化にも敏感になり、
学びの機会を逃さず、成長の速度も自然と早くなっていきます。
「素直な人は成長が早い」と言われるのも、きっとそんな背景があるのでしょう。
■本日の教訓
素直な人は、学びに気づける力が強い人である。
松下幸之助「素直な心になるために」
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-51174-0
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