【第1,454号】 「適材適所」とは、“才能が自然に発揮される配置”
中小企業の人事において、よく見られる課題の一つに「適材適所とは言いがたい配置」があります。
たとえば・・・・・・
・外向的でない人に営業や広報を任せてしまう
・トーンが暗くて聞き取りづらい声の人が電話受付を担当している
・注意力にムラのある人が、人事や経理といった几帳面さを要する職務を担っている
・アイデアをひねり出すのが苦手な人が、企画のポジションに就いている
このような配置では、本人も苦しく、周囲にも負担がかかります。
たとえるなら・・・・・・
動物オリンピックが開催されたとします。
マラソンの選手が足りないからといって、足が速いというだけでチーターを出場させる。
バタフライの選手がいないからと、貝をお腹にのせて背泳ぎしているラッコに出場してもらう。
もちろん、彼らなりに頑張るかもしれませんが、
どれだけ努力しても、「得意」と「向いている」は別物です。
種目に合った適性には、到底及びません。
無理を重ねれば、成果が出にくいだけでなく、本人の自信ややる気も失われていきます。
いくら体裁を整えても、内面のしんどさは消えません。
もちろん、「人が足りないから仕方ない」という事情もあります。
今はかつてない超求人難の時代です。
採用計画が思うように進まない中、
「適材ではないが、とにかく配置せねば」というケースが増えるのも無理はありません。
しかし、それではせっかく採用した人が力を発揮できない、まさに本末転倒です。
配置の失敗は、モチベーションの低下・早期離職・生産性の低下といった負の連鎖を生みます。
では、どうするべきでしょうか。
これからの時代に求められるのは、「人の特性を活かした運用の工夫」です。
たとえば・・・・・・
・外向的ではないが誠実な人には、既存顧客のフォローやヒアリング業務
・声のトーンが暗い人には、メールやチャットでのカスタマー対応
・アイデアを出すのが苦手でも、データ分析やリサーチ分野では力を発揮することもあります
「適材適所」とは、“輝ける場を見つける”ことです。
その場所で、人材は“人財”となり、光り輝くのです。
■本日の教訓
人は輝ける場でこそ、“人財”になる。
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