【第1,457号】 「素晴らしい人」の共通点とは? ~AIの目と人の目の違い~
「素晴らしい人って、どんな人なんだろう?」
これは誰もが一度は考える問いではないでしょうか。
私自身、この問いに触れたとき、思い浮かんだのが大谷翔平選手や皇室の方々でした。
どんな相手に対しても丁寧で誠実、そして品があります。
イギリスの思想家トーマス・カーライル(19世紀、ナポレオンやクロムウェルを評価し、
「英雄こそ歴史を動かす」と説いた人物)は、こう言っています。
「どんな人にも素晴らしい接し方をする人」
とても心に染みる表現だと思います。
では、人が「この人は素晴らしい」と感じる共通点は、どこにあるのでしょうか?
たとえば・・・・・・
1.自分に対してだけでなく、誰にでも礼儀を尽くす
2.力を誇示することなく、控えめで謙虚
3.他人の話をよく聞き、共感する姿勢がある
4.どんな場面でも一貫した誠実さを持っている
5.感情的にならず、冷静で落ち着いている
こうした姿勢に触れると、人は「安心」や「信頼」を感じ、
結果として「あの人は素晴らしい」と心が動くのではないでしょうか。
ここまで書いてみて、ふと「もしAIが誰かを“素晴らしい”と判断するなら、
何を基準にするのだろう?」と思い、実際に聞いてみました。
1.他人への貢献度(社会的インパクトや支援活動)
2.一貫した倫理的行動や発言
3.他者からの評価(レビュー・投票・SNSでの反応など)
4.約束を守る確率や、誤情報を拡散しない確率
5.対話における思いやりや、論理性の高さ
AIの場合は、 「過去の行動記録」や「世間からの評価の集まり」 といった
「客観的指標」に基づくことが多いと思います。
しかし、人が感じる“素晴らしさ”は、
「目に見えない雰囲気」や「人柄のにじみ」から生まれることも多いです。
AIがどれほど進化しても、“ふとした所作”や“その場の温度感”までは、
まだ完全に読み取ることができません。
だからこそ、「素晴らしい人」とは、
人の心が感じる“あたたかさ”と“気配り”を持った人なのかもしれません。
追記
昇格・昇給等の評価基準を作成する時には「人の目」と「AIの目」の両方を意識して設計すべきですね。
■本日の教訓
「素晴らしさ」とは、“誰にどう接するか”ににじみ出る。
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