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【第189号】 仕事と労働の違い
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ドラッカーは「マネジメント エッセンシャル版」で次の様に言っています。
働く者が満足しても、仕事が生産的に行われなければ失敗である。
逆に仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働かなければ失敗である。
経営者やマネジメント職にある人の共通した悩みですよね。
どうすれば両立できるのでしょうか?
まず、仕事とは何かを知ることです。
ドラッガーは
仕事とは人が働くことで生まれた結果(アウトプット)
ととらえています。
一方、働くこととは
人の活動そのもの(プロセス、アウトプットに対するインプット)
と定義し、5つの要素があります。
(1)同じ結果を目指しても人によってその結果が異なる
(2)人は働くことで何かを実現させようとしている
(3)働くことで社会への役割を果たす。すなわち社会との関係性が生まれる
(4)働くことで生計を支え、社会経済の基盤も支える
(5)組織で働く場合、必ず上下関係や権力関係が生まれる
仕事というアウトプットの生産性を高めるためには
働く人の活動そのもの(プロセス)を最適化されないとならない
ということです。
売上や利益目標が未達に終わる
ミスクレームが減らない
これらは、働く人の活動そのもの(プロセス)が最適化されていない、
ということですので、上記の5つの一つひとつを
マネジメントしないとなりません。
成果目標制度(評価制度)、それを達成するための行動計画書、
それに基づいた個人面談やグループ面談
こういう仕組みでマネジメントや人間関係の基盤を作り、
成果が出れば、定期昇給や賞与も出せます。
仕事と労働が両立します。
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