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【第316号のテーマ】 お前がいるだけで幸せ
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福岡にある南蔵院の 林覚乗 ご住職が
「自分が好きですか」
という本に掲載されているお話を紹介します。
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お前がいるだで幸せ
親というのは、子どもが生まれて初めてなれるものです。
子どもが存在してこそ、親であることができるのです。
ある専業農家の話ですが、お父さんは無口で頑固者。
朝、野良仕事に行き、夕方帰ってくると、
酒を飲んで横になったままテレビを見て、寝てしまいます。
中学生の息子が話しかけても、知らん顔。
面白そうな番組をやっていても、笑いもしなければ、
もちろん感想を述べることもありません。
お母さんまでが「うちのお父さんは、面白くない人だ」と言います。
ある日、高校の合格通知を持って、跳んで家に帰りました。
お母さんはとても喜んでくれました。
「今日ぐらいは、きっと・・・・」
と、父親の喜ぶ姿を期待して、お父さんに合格通知を差し出しました。
しかし、お父さんは「うん、そうか」と言ったきり、
また野良仕事に向かいました。
期待が大きかっただけに、ムカッときて、
「おやじには面白いことがあるのか、幸せを感じることがあるのか」
そう詰め寄りました。
お父さんは、野良仕事の手を休めずにじっと聞いていましたが、
ポツリと一言言いました。
「俺はお前がいるだけで、本当に幸せなんだ」
少年は大感激だったそうです。
この少年が感じたものが、まさに自己確認です。
かけがえのない、たった1つの命を持っている自分。
それを大切に思ってくれている人がいるということが、
少年にとっての大きな財産です。
この財産は点数に表せるものではないし、
お金にも換算できるものではありません。
一人ひとりが、毎日の生活の中で、出会いの中で感じるものなのです。
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如何でしょうか?
冒頭に
親というのは、子どもが生まれて初めてなれるものです。
子どもが存在してこそ、親であることができるのです。
と書かれています。
逆に、
親の心子知らず、という言葉があるように
子は親にならなければ、親の気持ちは解りません。
会社も同様です。
社長は、社員がいて初めて社長になれます。
逆に
社員は会社に属さない限り、社員にはなれません。
社員でいる限り、社長ではありません。
社長の苦労は解るけれど、社長の心情は解りません。
私の知っている社長は、どの社長も「社員が可愛い」と言います。
お酒の席で、社員の事を愚痴る社長に、その社員の事を
悪く言ったら、もの凄く反発された社長もいらっしゃいました。
人ですから、相性はあります。嫌悪もあるでしょう。
ですが、「大切」であるというのは、実の子も
社員も同じだと思います。
社員がいることの「幸せ」は社長にならないと解りませんが、
次のことは覚えておいて下さい。
「自分が守るべき社員がいる」
このことが、あらゆる苦境を乗り越えようと思う「励み」となります。
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