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【第468号】 働き方改革と時間の使い方

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【第468号】 働き方改革と時間の使い方

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「働き方改革」によって労働時間の削減が求められています。

「決めたからちゃんとやって下さい」

行政は条件や方針を示すだけで、どうやってやるかに苦労するのはいつも現場です。

緊急事態宣言も同じですね。

労働時間を短縮するということは、早く帰れば良いのですが、

従来と同じ生産性で早く帰ると「やり残し」が多数生まれます。

その「やり残し」をやるために人を採用する。

余力の無い中小零細はそんな事はできません。

必然的に生産性の向上を求められます。

ところがこの生産性の向上は、今までも取り組んできたことです。

それを更に上げるにはどうするの!

社長に言われても現場の長は困っているはずです。

1日は24時間、1日の労働時間は8時間。

時間あたりの生産性を上げる様々な工夫をすることになります。

例えばスタートダッシュ時の生産性を考えて見ましょう。

製造業であれば、始業の8時丁度に機械がフル生産状態になっていますか?

小売業であれば、開店前にお客様が店頭に並んでいますか?

サービス業であれば、開店直後が満席になっていますか?

レースにおいてシグナルが青になってから、

エンジンを掛け、ウォームアップするチームはありません。

アスリートも同じです。試合が始める前にコンディションを整えます。

生産性の選択と集中も重要です。

広告業の時、スーパーマーケットの店長にレジ体制について相談されました。

土日は終日忙しいので、5台のレジをフル稼働させることができます。

ですが、平日はお客様がいつ来店されるかわからないので、

2台にするか3台にするか悩ましいというのです。

2台だとお客様を待たせてしまうことがある。

3台だとレジが遊んでしまう、ということです。

そこで私が提案したのは、

平日の10時~12時と夕方の17時~19時は

「タイムセール」を実施するというものです。

口コミでその時間帯が得になることが解ったお客様はこの時間帯に集中します。

ですので、この時間帯はレジを3台稼働にし、

(実際には夕方は4台稼働しないと追いつきませんでした)

これ以外の時間帯は1台にしました。

レジのジャーナル(レジデータ)を見ると成果はバッチリ出ていました。

来店客に合わせて体制を考えるのではなく、

体制に合わせて来店して貰う、という発想です。

御社においてもこのような発想はできるのでは? と思います。

もう一点助言があります。

新幹線や飛行機で日本のビジネスマンは、寝ているか酒を飲んでいます。

外国のビジネスマンは仕事をしたり、打合せをしたりしています。

仕事ができる人ほど、仕事をする環境を手にするために、

ビジネスクラスやグリーンを使います。

彼らは人が寝たり、酒を飲む時間を使って仕事をする代わりに

残業したり、家に仕事を持ち帰らず、オフはオフとしてそれを満喫しています。

仕事の生産性だけを考えるのではなく、休暇の生産性を考えることで

仕事の生産性が上がることを知っておきましょう。

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