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【第480号】　茶室と集中力

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机の上が乱雑な人と机の上に何もない人は、どちらが集中力があるでしょうか？

私は机の上に何もない人に軍配が上がると思います。

茶室を思い浮かべてください。

頭を低くして、背を曲げないと入れない「にじり口」から入るとそこは

4畳半ほどの狭い空間

湯を沸かす小さな炉と釜と茶道具

床の間の一幅の掛け軸と茶花

たったこれだけがあります。

ところが、そこには「広い茶の世界」があります。

シンプル故に人の気持ちを伸びやかに解き放つ空間が茶室です。

皆さんの仕事の空間は如何でしょうか？

シンプルですか？

無限のアイデアが生まれる空間となっていますか？

仕事をするためにいろんなモノがあり、一見便利でしょうが、

窮屈になっていると思います。

そのような空間であれば、思考も窮屈になります。

思考が煮詰まった時には、机の上を一旦、何も無いようにして、

気持ちをリセットしてみましょう。

その際、ゆっくりとお茶でも美味しい珈琲でも

その味を楽しむことに集中してみましょう。

飲み終わった後は違った思考ができます。

私はブラックバス釣り時に、ロッドを最低4本は持ってポイントに入ります。

自分の引出に入っているメソッドを次々と繰り出すために必要だからです。

もちろんそれに使用するルアー等のリグもかなりのボリュームとなり

大きなタックルボックスが必要となります。

ところがそれで釣れないときには、一本のロッドとそれで使うルアーのみの

最低限のスタイルに変更します。

そうすると釣れるのです。

選択と集中の結果です。

仕事で成果がでない人

よく叱責を受ける人

まちがいなく集中力が低いです。

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