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【第510号】 社内で社交辞令を使うなよ!
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遠回しにお断りをするときやお世辞を言うときなど、
人との関係を円滑にするために、誰もが社交辞令を使ったことがあると思います。
私はこの社交辞令が嫌いです。
本音を言葉で誤魔化しているように感じてなりません。
○月○日ですが、△△があります。一緒に行きませんか?
考えておきます。
またの機会にお願いします。
これらは直接的でなく、やんわり断りたい社交辞令でしょう。
行きません!と本音を言ったら相手を傷つけますよね。
だから、社交辞令を使います。
以下はどうでしょうか?
Aさん:良いですね。予定がありますが、そちらをキャンセルしてでも行きたいですね。
Bさん:良いですね。予定があるので、調整してみます。お誘いをありがとうございます。
Cさん:すみません。その日は予定があるので無理です。残念です。またの機会にお願いします。
一緒に行きませんか? という誘いに対して、本音で答えるとこのような返答になります。
問いに対して短い返答は社交辞令が多いと経験から感じます。
営業の新規開拓の場面です。
本日はご提案をありがとうございます。こちらから連絡させていただきます。
こういう場面はよくあります。
これは社交辞令です。
こちらから連絡をするから、連絡しなくても良いですよ、というお断りが本音です。
せっかくわざわざ来てくれたのだから、無下に断れないので、このような言い方になります。
その提案に検討の価値があれば、以下の様な返答になります。
本日はありがとうございました。次回の○○会議ではかってみますので、その後で連絡をいたします。
本日はご提案をありがとうございます。検討しますので、1週間後くらいにお電話をいただけますか?
問題解決の後回しの時にも社交辞令を使うことがあります。
部下から提案や陳情があったとします。
話を聞いた後で、
「考えておきます」や「わかった」と返答をする時ですね。
国会答弁で「鋭意検討します」と野党の追求へ与党が答える場面と近いでしょう。
その場で否定するとせっかくの提案や陳情に来た部下が可哀想ですし、場の空気が悪くなります。
そこで、相手を気遣いながらも「この場をやり過ごす」ために社交辞令を使います。
本気であれば、
良い提案をありがとう。すぐに返答ができないけど、じっくり考えてまた話す機会を作りましょう。
このような言い方になります。
社交辞令は「人や物事への接するスタンス(本音)」を言葉にしたものです。
社交辞令とは気づかずに受けとめる人もいます。
その人は後になった裏切られたと思うかも知れません。
何度も使われると「嘘つき」と思うでしょう。
相手を喜ばせるために言ったことも結果的に「嘘」となってはよくありません。
やがて信用を失います。
信用を失うのは、そういうことを重ねて来たからです。
社内で信用を失うと困りますよね。
であれば、社内では社交辞令を使わないようにしませんか?
日本人は社交辞令が好きです。
義理チョコ風習なんて正に日本にしかない社交辞令です。
外国人は本音が基本です。外交は別ですが・・・
無理は無理
嫌は嫌
をはっきりと言います。
やりたくないとき、やる余裕がないときなど、
理由を付けてちゃんと説明をすれば、他の人に依頼するなどの対策が打てます。
それを
やりもしないのにやる
と口にするのは、社交辞令を通り越して「嘘」となります。
嘘つきにならないように注意しましょう!
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