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【第585号】 道を知ること真なれば必ず行ふこと至る~吉田松陰~

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【第585号】 道を知ること真なれば必ず行ふこと至る~吉田松陰~

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道を知ること真なれば必ず行ふこと至る。

道を行ふこと至れば必ず知ること真なり。

人々、知ること真なれば道、天下に流行す。

行ふこと至れば道、天下に著明なり。

吉田松蔭 「未焚稿」より

私の訳になりますが、おそらく以下のことを言われています。

知ることと行うことは必ず一致しなればならない。

行うことを大切にすることで、知ったこと(学び)の意味を知ることになる。

知ることと行うことが一致すれば、それは一般の人も知ることになり、

広く伝わるようになる。

もう少し簡単に言い換えると・・・

知識だけでも行動するだけでもダメですよ。

知識と行動が一緒になることで、二つのことに意味が出てきます。

知れば行動に移しましょう!

行動することで本当の意味を知ることができますよ!

そうするとあなたの進む道が見えてくるでしょう!

松蔭先生はこの知識と行為は一体である「知行合一」の重要性を

述べたのです。

先生の私塾「松下村塾」は過激な志士を生み出した、

と広く伝聞されています。

長州藩は一時期彼ら過激派藩士を押さえ込もうとします。

幕府は新撰組等を使って不逞浪士として排除しようとします。

しかし、彼ら塾生は自分達を過激とは思っておらず、

松陰先生の「知行合一」を忠実に守っただけです。

それが自分の道だからです。

そもそも松蔭先生自らが、

攘夷(外国を排除する行為)をする前、外国を知るべきだとして

黒船に乗り込もうとし、投獄されます。

また、松蔭先生の影響を受けた重臣が藩政を取り戻すと

塾生の伊藤俊輔や井上聞多ら5名を英国へ留学させます。

これらは「知行合一」の精神から生まれています。

幕末には多数の思想家が生まれました。

その思想の影響を受けて、過激に走る活動家も多くいました。

もし松蔭先生が処刑されずに、思想家、過激派に「知行合一」を説いていたら、

明治維新はもっと違った形を迎えたかも知れません。

そうするとその後の征韓論、日清戦争、日露戦争、そして太平洋戦争も

違った結果になったかも知れません。

歴史に「もし」はありませんが、

そういうパラレルワールド(別の時空の世界)を是非みたいものです。

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